エゴ、という言葉を使うと、あまりポジティブな響きを感じない方もいるかもしれませんが、同じ言葉を『インナーチャイルド』という言葉で表現すると印象が変わります。

人はどんなに歳を重ねて大人になっても、心の中の一番コアな部分には、物心がつく前に経験したことで形作られた『幼い記憶：インナーチャイルド』が同居しています。同居しているどころか、日常の中で生まれる心の動きの大部分が、インナーチャイルドの影響を受けています。

どんなに理性的で大人びて見える人であっても、心の反応の根っこの部分は、インナーチャイルド、小さな子どもに支配されています。

このことを理解するだけでも、いろいろなことが許せるようになり、心が楽になる人も多いはずです。


　本書では、そのインナーチャイルドの習性について理解を深め、インナーチャイルドとうまく付き合っていく方法を解説していきます。


目次

第１章　心って何？　自分って何だろう？

死とは何か？
現実は記憶でできている
内の世界と外の世界
自分を変える、とは性格を変えることではない
感情を観察する
人を理解して自分を変える


第２章　自我：エゴのトリセツ

苦しみは自我の習性に過ぎない
苦しみはカルマの解放
自我とカルマ
自我を超える自分とは
自我を理解する
自我の存在理由とは
自我（エゴ）の取扱説明書


第３章　自分自身と調和する

自分とは何か？
自分自身と調和する
人生の意味は問うものではない
祈りとカルマと創造の力
愛するということ
感情の正体を解き明かす
自分を愛すること
正しく『諦める』こと
カルマとサレンダーの理論


さらに学びを深めたい方に
あとがき
◆著者紹介
◆左脳系スピリチュアルとは