薬中夢〜20年間以上の精神薬漬けのジャンキーが薬害から脱出して再生するまでの道のり
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「眠れない」から始まった安易な睡眠薬の服用からはじまる、20年以上のジャンキー生活。
薬害のことをまったく知らず、「自分は病気なんだ」と服用を続けるうちに、医者に言われるがままどんどん投薬量は増えて行き、さまざまな症状が併発。日常生活が困難になった著者が直面した、精神不安と自殺願望。自殺願望について著者は「死へ向かうダンスを踊ろうという甘美な囁き」と独特の表現。
2度の精神病院への入院、そして、2度の大きな自殺未遂。
一時は心拍停止に陥った著者のどん底から見い出した生きる意味と、薬害への気づき…。
断薬に成功し、自らの人生を取り戻した著者が、その壮絶な体験をノンフィクションで赤裸々に綴る。
本書が、精神薬中毒で人生を破壊された人々、一緒に戦っている御家族、パートナーの方々への、なんらかの道しるべになることを願って。
-19歳の私
今やっと、私はあなたを抱き止めます。
待たせてしまってごめんね。信じてくれてありがとう-
<目次>
プロローグ
1. きっかっけ
2. 精神科へ〜欲しかった肯定の言葉
3. ジャンキーへの道
4. 麻布サティアン
5. 初めての過呼吸
6. 大みそかのハイ
7. 甘美な妄想
8. 二度目の結婚と出産。そして不眠
9. 甲状腺の異常
10. 投薬解禁。カラオケ店のバイトと接触事故
11. 精神病院
12. 睡眠薬100錠
13. 帰る場所がなくなる
14. 生きる意味
15. グリーンエクステリアの学校へ
16. 薬について初めて疑問に思う
17. 大きな変化の波で訪れた気づきの痛み
18. 減薬のゆくえ
19. 精神薬は麻薬と同義
20. 内海聡さんのDDクリニックへ
21. 断薬へ
22. 恐れていた永遠の夜と向き合う
23. ジャンキーを脱して
エピローグ
【付録】断薬~実践のコツ~
あとがき