ビョークが在籍したことで有名なシューガーキューブスだが、はっきり言ってオリジナルアルバムは今のビョークサウンドのイメージを持って聴くと、B級ニューウェーブバンドサウンドでどれもイマイチだ。本作はリミックス企画盤だが、こちらの方がソロになってからのビョークのサウンドと直結しているため、一番聴き応えがあるだろう。オリジナルアルバムよりも断然お勧めだ。ビョークの声は電子音と絡んでこそ魅力が出る。

Justin RobertsonやTony Humphriesなど、一流ミュージシャンを
リミキサーに迎え、制作されたこのアルバムは、単なる企画物とは
一線を画する。

元曲とは全く違ってしまっている曲もあるし、ボーカルを再度
録り直しているような曲もあり、かなり手間をかけて作っている。

『Birthday』『Leash Called Love』『Mama』『Regina』
などは、元曲を完全に越えている魅力を持つ。