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翼 cry for the moon (集英社文庫)

価格: ¥800
カテゴリ: 文庫
ブランド: 集英社
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贈り物に ★★★★★
ここでのレビューが良かったので、何か本が読みたいという
母に送ったところ出だしから惹き込まれて夢中になって
読んでいるとのことで大変満足していました。
読み終わった後にこの作者の本だったらハズレが無さそうだからと
本屋で探して何冊か買ったそうです。
私も読んでみたくなりました。
切ない。心が痛い。でも読んでほしい。 ★★★★★
心の中のデリケートなところへダイレクトで訴えかけてくる本でした。
心が痛い。切ない。でも読んでほしい。
でも日常生活に埋没し、心を失いかけているかも?と思っている方。
是非、この本を手に取ってみて下さい。
それを確かめる事が出来るはずです。
お勧めです。
命の再生、そして永遠 ★★★★☆
怪我をして、羽根が抜け落ちもう飛べなくなった鳥が、癒されて再び飛び立っていく・・・そんなモチーフが、社会や日常の様々なストレスでもがいている私達をも救ってくれる小説でした。

村山さんは以前テレビ出演時のインタビューであまりいい印象をもてなかったので「読まず嫌い」していた事を後悔させられた、素晴らしい作品です。
多くの小説は前半のほうがおもしろくて、最後に無理にまとめたようなものが多いのですが、この小説は後半にいくほど文章も洗練され、作者の気持ちも乗ってきているのが感じられました。そして読後感に残す余韻も小説の世界にしばしとどめてくれます。

幼い日、脳裡に焼きついた衝撃的な出来事の呪縛から抜け出せない主人公は「愛」が理解できません、彼女は母親から虐待を受け、心身ともに傷ついた少年と共に、暗闇から抜け出そうともがきながら、アリゾナにたどり着きます。

素敵な小説なので是非読んでその世界を味わってほしいものです。
十分★5(6でもいい位)の作品ですが、これが村山さんの最高傑作とならず、もっと素晴らしい小説を書いていただきたいので、その期待(将来のよりよい作品を望むという意味で)★4です。
村山由佳流西部劇 ★★★★★
私が仮に映画プロデューサーなら、映像化にあたっては監督は行定勲か岩井俊二に任せたい。村山由佳作品は人間同士の目を背けたい心の秘密を深刻さより空気感で描き出すからだ。特に後者との組合せは私の夢だ。特に翼は映画化を望む傑作だと考えている。
やっぱりサイコー!! ★★★★★
村山由佳さんの作品の中で、最初に「翼」を読み、そして、彼女の作品にはまり全て読みました。この作者のものを読めば外れはない、と言うほどどの作品も良かったのですが、やっぱり、「翼」が最高です。どんなにポジティブに行こうと思っていても、どうしてもそうはいかないもの・・・そういう時に思い出すのが「翼」です。ちょっと心のバランスが崩れているのかなと…私の心のバイブルになっています。