最低限のプロットと中だるみしない第二幕
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作家志望者・同人作家の多くは、書きたいことがないのではなく、他の人から見てちゃんとしたお話になっているか分からないということで悩んでいます。本書の目的は、自分でその悩みを解決出来るようになることです。
この本は、ある文章が「最低限のプロット」になり得る条件は何か、つまりお話に必須の要素は何なのかということから始まります。
完璧なシーン単位のプロットを作るための本ではありません。本文の前にプロットを作らない人のための考え方にも触れています。
第二幕(起承転結なら承転の部分)で何も起こらない話を書く人が多いので、この部分については特に詳しく説明しています。
三幕構成やターニングポイント(プロットポイント)、対立、敵対者といった用語に触れますが、それらの解説を目的とした本ではありません。前提知識も必要としません。
また、二次創作から入ってオリジナルを書き始めた/書きたいと思っている方、二次創作で長編を書きたい方は似た悩みを抱えていることが多いので、そういった人向けに度々注意点を記しています。
作例は(BL含め)ラブストーリーが多めになっています。
尚、長編小説を念頭に置いて説明しています。
◆目次
最低限のプロットとは
アイデア/こんなお話/最低限のプロット/主人公のストーリー
最低限のプロットすら作りたくないvsシーン単位に詳細なプロットを作らないと本文に入れない
プロットを作ることのデメリット/プロットを作らないことのデメリット/最終的にプロットがあればOK/最低限のプロットなら書いてみてもいいかなと思ったけど、何かを努力する話じゃなかった
敵って必要?成長って要る?テーマ要らなくない?
敵対者/変化/テーマ
最低限ではないプロットを作りたい
真ん中/お話って頭から順番に考えないの?/最悪の事態/最悪の事態から新しい計画へ/変化した主人公とクライマックス/変化前の主人公と環境/目的と努力/変化前の主人公と努力
主人公も作者も途方に暮れる第二幕
第二幕で目指す地点/災難と目的/葛藤はどこに入るの?ハッピーなシーンはどこに入れるの?
最後のチャンス
「あ、面白そう」/主人公のためのストーリー/切実な人々