忠実にこの本どおりできれば、人生は驚くほど逆転するかもしれません。
でも、私は「ちょっと無理ポ…」という思いのほうが、先に沸いてしまいました。
そういう否定的想いの刷り込みが強い私のような人にこそ、
このような本がとても必要なのだと思いますが、
他の肯定的思考に関する本のほうが、
ノウハウもとっつきやすく、元気になり、やる気になったのも事実です。

この本は読みやすく、わかりやすく、総じて良い本だと思います。
感動的なエピソードも沢山出ていますが、
多くは悲劇的（それでも奇跡の復活を遂げてはいるんですけど）。
私はハートが弱くて、悲劇的なエピソードをよんでいると、胸が締め付けられて、
苦しくなり、とても繰り返し読む気にはなれません。
散漫な印象があり、いまひとつこちらに、たたみかけてくる何かがなくて、
あまりひきつけられませんでした。

私のメンタルな状況が手伝っているのかもしれません。
読んでメンタルを回復させるつもりだったのですが、
私にはあまり有効ではありませんでした。

私が、《成功哲学》および《ビジネス書》を学ぶきっかけとなったのが、この一冊です。内容は単純で、《どんな状況の中でも、希望を持って生きることの大切さ》を説いています。日本および世界をめぐる状況は、本当に厳しいですが、こういう時代だからこそ、本書のメッセージは重要だと思います。より良い人生を送るための最高のパートナーとして、本書をオススメします。

ポジティブシンキングの大家であった
ピール博士の本。

学校でも職場でも、電車の中でもいい。

ときどき、ごくまれにだが、
内面から光を放っている人に
出逢うことはないだろうか？

その内面の輝きのことを
ピール博士は
プラス・ファクター（プラスの要素）と呼んだ。

そして、多彩なる具体例を集め、本書を書いた。

この本を読んで、
気づいた
「人生の輝き」について
沈思熟考、観察を重ねた。

そして、確かなる価値に出逢えた。感謝。


ちなみに、元のタイトルは、
POWER　OF　THE　PLUS　FACTOR
パワー・オブ・ザ・プラス・ファクター

私がこのピールさんの考え方を知ったのは高校2年のことだった。
それまでの私は無気力な生活を送り、社会の尺度という意味で、偏差値が最低クラスの高校に入ってしまった。そこから何とか抜け出そうと考えていた頃である。

この人の言っていることはシンプルだが本物だと思う。だがシンプルすぎて実行できないかもしれない。そんな人は自分をしばらく騙して信じ込んで欲しい。そうすれば道は拓けるはずだ。
私は現在一流大学の学生で来年からは留学も決まっている。
およそこの本の内容に沿って行動してきた結果である。
だから実感を持ってお勧めしたい。