ISO 9001:2015改訂版への真・品質経営アプローチ (アイソス ムック)
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ISO9001:2015適用におけるお勧めアプローチ
超ISO企業研究会が提唱する「真・品質経営」モデルを紹介
この電子書籍は,その超ISO企業研究会が提唱する「真・品質経営」モデルが,2015年9月に改訂されたISO9001:2015の適用において,お勧めできるアプローチではないかと考え,その概念,方法論,そして適用例を紹介するものです.
全体を3つのパートで構成します.Part1は,私が基本的考え方について述べます.Part2は,超ISO研究会の副会長で東海大講師の金子雅明が,研究会で開発した真・品質経営の設計・構築のためのツールを紹介します.そしてPart3では,会員の丸山昇が,それらのツールを適用し,ISO 9001:2015改訂版に対応する“まとも”なQMSを構築した例を紹介します.
ISO9001:2015対応のQMS認証への移行期間は,2015年9月15日から3年間ですので,いままさに,認証組織が本格的に移行審査に取り組んでいる時期となります.これに合わせ,実に様々なISO9001:2015改訂版の解説,改訂規格対応への移行のガイドが,これぞ決定版と言わんばかりに溢れかえり,選ぶのに苦労している方も多いことでしょう.本書は,QMS認証の移行そのものを目的にするではなく,事業の持続的成功の基盤となるような,ISO9001:2015適合のQMSの構築をめざすものです.
現実の事業運営と認証維持のためのQMSという二枚舌に嫌気がさしている,まともな経営者・管理者の方々,皮相的・形式的なQMS認証対応から脱却したいと考えている推進役の方々に,私たちのエールとともに本書をお送りしたいと思います.
【飯塚悦功(超ISO企業研究会会長・東京大学名誉教授)執筆による本書挨拶文から抜粋】
(本書目次)
Part 1:ISO9001:2015改訂の“こころ”に応える
執筆/飯塚悦功(超ISO企業研究会会長・東京大学名誉教授)
1. ISO9001という規格
2. ISO9001:2015改訂版をどう受けとめるか
3. 箇条4に真摯に対応する
4. PDCAの三重モデル
5. ISO9001の有効活用
6. QMSの意義の再認識
Part 2:組織の状況を適切に理解し、あるべきQMSを設計する
執筆/金子雅明(超ISO企業研究会委員・東海大学講師)
1. 改めてQMSは何のために構築し、運営するのか
2. 超ISO企業研究会が提唱するツールに基づいたQMSの設計
Part 3:【超ISOツールの適用事例】 規格改正を契機としてQMSを強化・再例 —ビジネスモデルを「事業シナリオ図」に可視化—
執筆/丸山昇(超ISO企業研究会委員・アイソマネジメント研究所代表)
1. T社の概要
2. 事業シナリオ作り(効果的なQMSを再構築するための準備)
3. 改正を機としたISO 9001QMSの再構築
4. おわりに