近年、高齢者介護施設では、深刻な人手不足が続いています。
また、飲食店やサービス業、運送業など他の業界も全体的に人手不足が深刻化して経営者は頭を悩ましています。

　新規採用の募集をかけてもなかなか集まらない、勤めているスタッフの退職、転職に歯止めがかからない。

　多くのところは、人手不足の要因は、職場環境、人間関係、雇用条件、生産労働人口の高齢化などをあげています。

　特に、高齢者を対象にした施設や事業所は、高齢化で増え続ける利用者に職員の数が追いつかなくなってきています。
　更に、この先2025年には介護職員が約38万人不足するとも言われています。

　今後日本では、要介護・要支援認定者数は現在の630万人から急増し、2030年代には900万人を超える見通しになっています。その後も少子高齢化が進行し、要介護・要支援認定者数の割合は拡大し続けると考えられます。
それにともなって高齢者介護施設の利用者も増えてくることでしょう。

一般的に介護の仕事は、仕事がきつい、賃金が低い、社会的評価が低い、などの印象が強く就職希望者から魅力的ではないと捉えられています。

　最近は、大手の施設などで、AI 機器の投入や外国人雇用などの対策しているところも増えています。しかし、中にはそうじゃないところも多いのです。

　少ない職員で毎日頑張って運営をするのが精一杯。入居者も職員もイキイキとしている施設運営をしていきたい。
そういう施設や事業所を応援したい。
そんな気持ちから電子書籍として出版することになりました。

本書では、一般的に良く利用される広告媒体のメリット、デメリットを考えていきます。コストを抑えて、いかに質のいい人財を呼び込んでいくか、これから増えて行く高齢者への対策、など個々の職場で行かせる内容になっています。

現在、施設や事業所の運営に困っている施設経営者にとって、本書がヒントになり、より良い運営に繋がることを願っています。