国民の約４分の１が患っているという「肩こり」、その原因はトリガーポイントにありました。本書では分かりやすく写真を用いて解説しています。（例）「肩こり」から発生する頭痛で頭頂部が痛い場合、どの筋肉押せば治るか。
トリガーポイントの症状である「関連痛」も詳しく書いております。是非、参考にしてください。



◆目次

まえがき

第１章「頸部痛」「肩こり」メカニズム

・頸部の解剖、肩の解剖（Anatomy）
・頚部と肩の動作（Movement）
・肩こりのメカニズム(mechanism)
・覚えておきたい豆知識（頚と肩の疾患）

第２章「頸部痛」「肩こり」正体

・トリガーポイントとは？
・トリガーポイント形成の機序
・慢性痛

第３章「トリガーポイント療法～肩こり、頚部痛、頭痛編～」

①板状筋
②胸鎖乳突筋
③斜角筋
④僧帽筋
⑤肩甲挙筋
⑥棘上筋
⑦棘下筋
⑧小円筋
⑨肩甲下筋
⑩三角筋

第４章「トリガーポイント療法（症例）」

１．３０代男性、職業：公務員「肩甲下筋」
２．３０代女性　職業：看護師「板状筋」
３．４０代女性　職業：事務職「斜角筋」
４．７０代女性　職業：主婦　「胸鎖乳突筋」
５．５０代男性　職業：営業職「棘下筋」
６．３０代女性　職業：事務職「僧帽筋上部」
７．２０代男性　職業：学生　「小円筋」
８．３０代女性　職業：主婦　「肩甲挙筋」

あとがき



◆著者プロフィール

阿部浩明
１９７８年６月１日生まれ
新潟県新潟市出身
富山大学大学院医学薬学教育部卒


【資格】
・柔道整復師（医科学修士号）
・柔道整復師専科教員
・認定実技審査員（柔道実技）

治療家として１０，０００人以上の患者を治療してきた実績と、柔道整復師を養成する専門学校で教えた生徒数約１，０００人。「治療家」でありながら「教育者」として活躍。「トリガーポイント」の解明を目指し、大学院の外部研究員としての顔も持つ。

「カラダとココロ、脳は繋がっている」身体のトリガーポイントを取り除くだけでは１００％の治療ができないと感じ、「マインド」の重要性をメンターから学ぶ。トリガーポイントマッサージ＋コーチングにより身体の痛みとココロの悩みを改善させ、患者さんに限らず、企業経営者やアスリートからの信頼も厚い。

接骨院・整骨院グループ計８店舗、介護施設計２店舗など企業家としての実績もある。

小学生の頃より柔道の修行に励み、高校時代はインターハイ・国体に出場した経験を持つ。その後、日本大学に進学し、団体戦レギュラーとして活躍。現在、専門学校の柔道部監督として指導を行っている。講道館柔道５段。


【所属学会・研究会】
日本柔道整復接骨医学会
筋膜性疼痛症候群(ＭＰＳ)研究会