【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:山下久仁明/著 出版社名:ぶどう社 発行年月:2002年10月 関連キーワード:ボク ワ ウミ ガ ミタク ナリマシタ ぼく わ うみ が みたく なりました、 ブドウシヤ ブドウシヤ 7483 ぶどうしや ぶどうしや 7483、 ブドウシヤ ブドウシヤ 7483 ぶどうしや ぶどうしや 7483 明日美は、看護学校に通う女子学生。だけど、学校をやめようかと悩んでいた。そんな明日美が、一人でドライブに出た。つらかったり悲しかったりしたとき、いつもいく場所があった。そこで、少し年下に見える彼と出会った…。「海を見に行きませんか?」明日美は、彼をドライブに誘ってみた。彼を助手席に乗せ、湘南へと向かう。でも、ちっとも楽しくない。彼は、名前も教えてくれない。一言も口をきいてくれない。こんなことなら一人の方がよっぽどまし…。海岸沿いの駐車場で休憩していると、老夫婦が、声をかけてきた。城ケ島まで乗せてって欲しい、と言う。二人でい
アスペルガーの受け身型
★★★★☆
自閉症スペクトラムのタイプは実にさまざまだ。
個性と言っても通じるのではないかと思える
薄い症例でも、自閉は自閉である。
薄ければ薄いほど他人には健常と見られるので、
健常者のような対処がなぜできないのか、
と他人には責められることになる。
レインマンのようなサヴァンはなにもなく、こだわりもうすく、
友達も作れる、知能の遅れはない、ごく平凡な自閉は小説にさえもならない。
この著作は、発達障害をもった兄弟児の問題を提示したことが
出色である。
素晴らしい本です
★★★★★
ノンフィクションではありませんが、事実を題材にした感動的な物語です。
感動して、何度も読み返しました。
映画化された作品も3回見ましたが、原作と共に素晴らしい物になっていました。
それからまた、原作を読み返したのでした。
正しく理解して、感謝しよう
★★★★★
著者は、自閉症の息子がいたシナリオ作家の山下久仁明です。
ストーリーは、人生に悩んでいた看護学生の明日美が、片思いだった人に
似ていた青年と海へ旅に出るが、彼女は青年が自閉症と知らなかった、
というもの。
「自閉症」は、その名前から、ひきこもりやうつ病などと間違われることが
多い。そもそも、障害を持つ、持たないは確率論で、ざっと100人に一人は
障害を持ってしまう。だからこそ、正しく理解をするとともに感謝をしよう。
つまり、あなたが障害を持っていなければ、障害を持たない身に、障害を
(心ならずも)持ってくれたかたに感謝しましょう。
このメッセージが心に残ります。
肩の力を抜いて、みんなが読みましょう
★★★★★
この本は「障害」をテーマにしている出版社である「ぶどう社」から出版されている。
自閉症をテーマにした小説だ。
著者の山下さんは、自閉症の息子さんを持っているため、おそらく細部にわたって正確に描かれているに違いない。
淳一。
20歳前で自閉症。
車の普通免許の学科試験問題集を解くのが趣味。
答えは正確。
一日に解く問題数もこだわりがある。
好きな車は緑のステップワゴン。
そんな彼が、看護師見習い中の明日美とドライブに出ることになる。
知らない人についていってはいけません。
この女の人はいい人です。
ステップワゴンに乗っている人です。
ぼくは海が見たくなりました。
二人の珍道中は、淳一の幼稚園時代の園長先生夫妻をも巻き込んで、とんでもない方向へ走り出す。
淳一の心の語りが描かれる部分は秀逸。
実態を良く知らない私たちにも、彼らの感情が手に取るようにわかる。
今までよりも優しく彼らのことを見守ることが出来るような気がする。
ただ、知的障害を持つ人の犯罪が報道されるたびに心は揺れる。
この本に出てくるように、周囲の方々は心を削って彼らのために頑張っている。
政策としても、彼らを出来るだけ社会に溶け込ませる方向だ。
その一方で、悲しい犯罪も起きている現実。
どうすれば良いのか、まったく答えが見つからない。
ただただ悲しくなるだけだ。
「自閉症」とは
★★★★★
自閉症と診断を下された子どもを持つ親です。
どうしてこの本がもっと広く紹介されないのか不思議です。
私自身の今と過去と将来を重ねて吸い込まれるように読みました。
『電話に向かって頭まで下げている。とにかく先行してどんどん謝ってしまうのが兄のような子をもつ親としての処世術なのだ(以下略:本文抜粋)』処世術・・・ではなく私の場合は無意識に近く「口癖」になっているように思います。涙腺が弱くなったのか幾度も目頭が熱くなりました。専門書を読んで途方に暮れる前に読んでいたかったです。わかってくれる人がいる、理解しようとしてくれる人がいるのは生きていく大きな支えになります。迷われてる方は、是非読んでください。