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はじめての金融工学 (講談社現代新書)

価格: ¥756
カテゴリ: 新書
ブランド: 講談社
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中途半端は仕方ない ★★★★☆
金融工学について本当に何も知らない人が読むにもある程度知ってる人が読むにも中途半端感が否めない本です。

新書という急ぎ足で金融工学の概要を伝えようとすれば厳密性が損なわれるのは当然です。本書では数学的解説が飛ばされてる箇所があります。よってある程度知ってる人には厳密であってほしいところがぼかされています。もしかしたらある程度知っていてそれでも腑に落ちない方はさっさとハードカバーの本に挑めばよいかもしれません。よってこの点において本書の評価の減点はしません。

しかし丁寧さ、すなわち初学者が必要とする理解の「落とし所」の部分も不足しています。「こう言ってもらえればわかるのにな」が薄いと言えば良いでしょうか。このような新書で金融工学の入門をやる本でそれが弱いのは致命的だと思います。よって何も知らない人にとっては「こういうことなんだ」というよりかは「こんな感じなのかな」という印象を与えそうです。

本書のなかで数学できる人できない人で解説を分けているのも中途半端さの一因です。

ただ新書の金融工学入門の本で行動ファイナンスと経済物理学について言及してる本は寡聞にして本書しか知らないので新書の重要なファクターである「目新しさ」はクリアできてます。偉そうな書き方で申し訳ありませんが、この点で本書は優れています。

ただこの本だけだと弱いので新書で知りたい方はもう一冊「金融工学、こんなに面白い/野口悠紀雄」をおすすめします。一冊で不十分って致命的ですけども。
金融工学の"さわり"と感じはわかるかと ★★★★☆
ゼロの状態から読むとちょっとつらいかもしれないけど、オプションとかを聞き
かじったことがあったり、統計の考え方をしってたりする程度の投資初心者
にはちょうどよい本。また、数式もあるけどあくまでオマケで、この本のメイン
ではないので飛ばしてもオオスジ問題なし。ただし、ホントに理解したい人
にとっては物足りないのだろうけど。最後に、最近の流れとして行動ファイ
ナンス理論と経済物理学について触れられてるのもよい点かと。
頑張って読めば簡単かも ★★★☆☆
簡単と言われたものの、読んでみるとやはり
多少の基礎知識が必要なのでなかなか読み進めるのが難しい。
現在価値・リスクプレミアムなどのファイナンスの概念を
軽く知っていれば簡単かもしれない。
オプションやデリバティブを知るには良い。
こういうもんなんだあって思える。
一番分りやすかった金融工学の本 ★★★★★
著者は学生にも教えているだけあって、二項モデルや複製資産などの概念を使って、数式なしでも理解できるよう分かりやすく説明しています。
ただ、数式にこだわらなくてもいいようにと配慮してはいますが、やはり数式を理解しないと落ち着きが悪いのがこの分野。数式の説明ももう少し丁寧だったら、更によかったと思うのですが。
キモは行動ファイナンス ★★★★★
本書の目的は、現在主流になっている正規分布によるリスクとリターンの関係に、もう一つ、心理学的な要素を付け加えることです。人間は必ずしも合理的な行動をしない、という当たり前の要素を導入した画期的な考え方?なのです。今のファイナンスではアノマリー(反証)を合理的に説明できません。しかしながら、行動ファイナンスではこれらを説明できます。本書をきっかけとして、行動ファイナンスの世界へ目を向けていただけると幸いです。