度肝抜かれるクオリティ!星6個!
★★★★★
pupaがらみで前作から聴くようになった知世ちゃんの作品。
これはmorr musicに通じるような日本人最高峰のエレクトロニカです、感動しました、星6個!
大貫妙子くらいの凄みが出てきたような感じさえします。
こんな素敵な作品ありがとうございます。すっかりヘビロテです。
前作に続いて伊藤ゴローさんのナイスなプロデュース、奥深いです。
そ、それにしてもpupaは意味ねーじゃん…。ソロのほうがぜんぜんいいじゃん!
や、pupaを経たから進化したのか?うーむ…。
知世さんの先進性
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知世さんはアルバム毎に方向性が変わる自己模倣に陥らない 思いの外先進的なシンガーだ。 今回はアイスランド録音。mumとの曲はエレクトリカフォーク、元RAINCOATSのAna da Silvaのソロアルバムみたいで やたら格好いい。
次作でも 是非予想を裏切って欲しい。
最後にejyaツアーでのライブは このCD以上に素晴らしかったことを付け加えておきたい。
ジャケットが象徴する穏やかな音の陰影
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前作『music & me』もいい作品でした。でも、20周年記念のあのアルバムとツアーの成功、歌手としての自分を支持してくれるリスナー、ファンの存在の確信が、前作ではセルフ・カヴァーを含めてカヴァーが多かったのに対し、今回は腰を据えてオリジナル作品を作り上げることにつながったのだ、と思います。
さて、具体的に内容のほうはというと、アイドル時代のあとは、スウェーディッシュ・ポップの使い手としてならした知世さんですが、でも、今度は、アイスランドですか。アイスランドというと、ビョークが有名ですが、USやUKの流行に対して超然として音楽を作ることができる地域であると思います。
ドラム、ベースというリズム・セクションの音が抑えらているので、独特の浮遊感がありますね。
スローテンポのなかでストリングスを背景にひとつひとつていねいにウィスパーがつづられているのを聴いていると、曲のタイトルにもあるように、いつのまにか自分が42分間「夢のゆりかご」に揺られていることに気づきます。
エンハンスドのMV「FINE」はアイスランドでロケをして撮影されていて、室内で撮影された「くちなしの丘」のMVにはない明るさと広がりがあります。
優しい空気感
★★★★★
全曲を通じて、寄り添ってくるような優しい歌声が本当に心地よいです。
バックトラックも本当に歌を引き立てています。
曲調はいろいろありますがどれも本当に良い曲で、どのトラックも歌を前面に出しつつ、穏やかに世界を紡いで広げています。
歌はずっと聞き手に近く、バックは時に壮大に、時にこじんまりと、時に幻想的にと風景を広げています。
とにかくすべてが優しい空気に包まれており、目を閉じて聴きたくなる作品です。
すべてが高次元でミックスされた名盤だと思います。
大いなる意欲作
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前作に比べるとコマーシャルな雰囲気は一掃され、かつてのエンヤの名作“ウォーターマーク”のような荘厳で極上のヒーリングミュージックになっています。ストリングスも厚みがあります。それにしても、原田知世のボーカルのすごさ、素晴らしさはこのアルバムでも圧倒的で、まず、1曲目の“ハーモニー”から圧倒されます。悲しさも、うれしさも、祈りも色々な感情表現の細やかさをボーカルのニュアンスだけで表現できる歌手は彼女だけでしょう。このアルバムが世間でどのように受け入れられるのかわかりませんが、原田知世にとって、鈴木慶一と初めて組んだ“ガーデン”以来のおおいなる意欲作といってよいのではないでしょうか。私はこのアルバムは大好きで毎日のように聴いています。