不満なフォーライフ唯一のベスト盤。
★★☆☆☆
『フラワーズ』はスウディッシュ・コンピレーションだった訳で、こっちはベスト盤。しかしね〜もっと押さえて欲しい曲がありすぎて、二枚組ならともかく、出し惜しみ。選曲はストレートなようで実はひねってる。「Silence Blue」とか「静かな夜」とか「あした」とか…この辺は押さえて欲しかった。逆にスウェーデン関係は一部カットしても。あと基本的に曲構成が微妙。曲順によりオリジナル・アルバムみたいなベスト盤になるのに。なんかこれしかベスト盤が無いフォーライフ時代って…どうなの。新規ファンにもこれじゃガイドにはならないや。
素晴らしいバラード「シンシア」
★★★★★
デビュー曲「時をかける少女」ではまるで壊れてしまいそうな声だったのに、年輪を重ねるように彼女は、いつしか深い表現力を身に着けたシンガーになった。このベスト集で彼女は全18曲中、9曲の作詞を行っている。彼女の作詞は90年代以降、その手腕は認められつつあったけれど、ここでの歌詞を見てみると、本当に瑞々しく綴られていることがわかる。
たとえば、「シンシア」での冒頭、‘愛は空に浮かんだ雲のように 風に流れ・・・’というフレーズ。とりわけ難しい言葉を操っているわけではない。また言葉のテクニックを駆使しているようにも思わない。でも、まるで曲そのものが彼女自身を投影しているかのように感じられる。そして、この曲は素晴らしいバラードになって私たち聴く者を感動させてくれた。
彼女の場合、個人的には、たとえば「ロマンス」や「100 LOVE-LETTERS」のようなアップテンポも良いが、「Tears of joy」や「青空の椰子」、そしてこの「シンシア」のような、ゆったりしたメロディに映えるシンガーであると思う。そして、もちろん女優であるが、デビュー以来歌を粗末にしてこなかったのが良かった。また、決して声量があるわけではないのに、どこか清楚で瑞々しい声には癒されるところを感じる。
これは彼女の大人を感じさせる、素晴らしいベスト集だろう。
永遠の癒しの女神、星6つの集大成です
★★★★★
女優・シンガーの原田知世さんの、1992年の「ガーデン」以降のおとなになられてから、2001年ころまでの、もっとも音楽シーンで活躍した時期のほとんどすべての代表曲がちりばめられた、超豪華なベスト盤。
自身の主演ドラマ「デッサン」の主題歌「シンシア」、大ヒットとなった「ロマンス」、そしてごきげんなポップナンバー「恋をしよう」など、原田ファンでなくとも、さわやかでリラックス効果抜群の、爽快なスウデイッシュ・サウンド中心のスーパー永久保存盤。ファイナルが80S青春映画の代表的ヒロインだったころの代表作「早春物語」のリメイクでしめくくられており(「ガーデン」収録バジョン)、聴いているほうもなにかここで気持ちがおちつき、この癒しの声をもつ女性ボーカリストの成長に感嘆し、そして癒されて、ただ、ただ、大満足の一枚です。
これはもう、6つ星です。新作を期待して、ずっと、まっているんですけど。。。
How charming she is!
★★★★★
原田知世さん、いいですよね。
まったく年齢を感じさせない(←失礼!)素敵な女性です!
歌声も本当にいいんだよなあ。
聞いていてうっとりしちゃいます。
このアルバムはそんな彼女の素敵な魅力が
たっぷりと詰まっています!
「ロマンス」は基本中の基本。
僕は個人的に「愛のロケット」「七色の楽園」あたりが好きです。
みなさんもどうぞ癒されてください!
思い出のアルバム。
★★★★★
家内と付き合っていた時代、初めて家内から誕生日プレゼントとしてもらったのがこのアルバムだった。
それまで私は、最近の彼女の曲を全く知らず、再生してから「誰のアルバムだっけ?」と、ジャケットを見直した位に歌唱力が上達していた。
角川時代初期の初々しい曲しか知らなかった私にとって、これは非常に嬉しい驚きとなった。
女優として、歌手として、着実に努力を続けたからこそ、ここまでの実力を得たのだろう。人間、時と共に変化して行くものだと、当たり前のことを教えられた気分になった。
変わると言えば、家内もそうだ。結婚して子供を産んで、今ではすっかり大蔵大臣として私の音楽好きを非難している。そういう時には、このアルバムを聴くのが私の回避行動である。