現実にはありえない空間なのに ”その人”には確実に存在する場所。それは、絵画の中だったり、建築物の中だったり小さな車の中だったり、、いろいろです。
ある人はそれを求めて彷徨い、ある人は自分では望んでいない(と、自分では思っている)のにポンとそこに放り込まれてしまう。。どの人も”その空間”の中で悩み自問し選択を迫られるのです。自分が一番望んでいる事を選ぶ、、、つまりはこれが『自由』なのかもしれません。主人公達とともに「何を望むのか」を考えさせられます。
表題作の「自由の牢獄」は「キューブ」という超シュールで恐~い映画をおもわせる話です。これと「ミスライムのカタコンベ」が、一押しです。