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エラントリス 鎖された都の物語〈上〉 (ハヤカワ文庫FT)

価格: ¥966
カテゴリ: 文庫
ブランド: 早川書房
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:ブランドン・サンダースン/著 岩原明子/訳 出版社名:早川書房 シリーズ名:ハヤカワ文庫 FT 422 発行年月:2006年08月 関連キーワード:エラントリス トザサレタ ミヤコ ノ モノガタリ 1 ハヤカワ ブンコ エフテイ- 422 えらんとりす とざされた みやこ の ものがたり 1 はやかわ ぶんこ えふてい- 422、 ハヤカワ シヨボウ ハヤカワシヨボウ 6942 はやかわ しよぼう はやかわしよぼう 6942、 ハヤカワ シヨボウ ハヤカワシヨボウ 6942 はやかわ しよぼう はやかわしよぼう 6942 かつて栄華を誇った都、エラントリス。そこは魔法の力で隅々まで光輝に満ち、突然の“変容”により選ばれた住人は神のごとく崇められた。だが十年前、魔法は突如崩壊する。以後都は汚泥に覆われ、“変容”に見舞われた人々は生ける死人となり果てた-そして今、“変容”が若き王子ラオデンの身に降りかかる。表向き死んだも
もうひとつラストの展開が物足りなく思う ★★☆☆☆
ラスト近くまで非常に面白いと思っていたのですが...
魔法が使えなくなった理由がアホらしいのにやや落胆しました。
他に、変容した後の主人公の超人ぶりが、やり過ぎに思えるところが
気に入りませんでした。まるで、映画版「薔薇の名前」の
ショーン・コネリーがシルベスタ・スタローンになったような感じです。

そうして覚めた目で見ると、なんだか世界が狭いのが気になってきます。
地中海沿岸ぐらいの感じでしょうか。

私的には非常に惜しい作品でした。
プロットとアイデアの面白さ ★★★★☆
『エラントリス 鎖された都の物語』先ず題名が魅力的でしょう。
突然"変容"に見舞われた人々を異端として隔離し閉じ込める先が、
かつての魔法と栄光とパワーの源と目されていた、都エラントリス。
"変容"の意味は、ある朝"変容"した王子ラオデンが徐々に解き明かしていく。
外見が醜くく変わろうと、吸血鬼にならずに、いわば永遠の命を授かったことになる
"変容"が何故呪いなのか。呪いはとく事ができるのか。彼と彼の推理を軸に展開される
エラントリスの謎は、上下厚めでも、最後まで読者を引き付けて離さない。
ただ、頁を割いている割にヒロインに魅力というか共感を感じられず、ご都合主義的な
こま回しになってしまっていて、いま一つ深みが感じられないのが残念。
上下巻一気読みしたい面白さ! ★★★★★
デビュー作とは思えない完成度を誇るファンタジー長編。とても丁寧に書かれている上に話の展開はとても早い。上下2冊あってもあっという間に読み終えてしまう面白さだ。

長編ファンタジーと聞くと、その世界の設定に関する説明や描写がおっくうに感じられて手に取ることをためらう読者は多いと予想されるが、この作品についてはその心配はない。なぜなら、この物語は「失われた都市 エラントリス」の謎を主人公が解きほぐしていくものだから。

個性的で複雑な登場人物たちの駆け引きもスリリングで実に楽しめる。そして何より、作品から伝わってくる力強い希望が心地よい。近年の翻訳小説中でも特におすすめの一作だ。
久々に面白かった!! ★★★★★
光り輝く都市、エラントリスにまつわる物語なので都市名がそのままタイトル。
そこに住む人々も輝いていて、不思議な文字の力を駆使して神々のような生活をしている。
周りの都市に住む一般人にもある日突然その「変容」の奇跡は起こって、神々の仲間入りが出来るはずだったんだけど。
ある出来事をキッカケにその力は失われて、都市は廃墟になっちゃうわ住人はゾンビもどきになっちゃうわ、
「変容」が起こった人は「死んだ」ことにされ、廃墟に放り込まれてゾンビの仲間入り。
主人公の王子様にその不幸が降りかかったところから物語が始まる。
政治的にも宗教的にも数々の問題を抱えて崩壊寸前だった国をなんとか支えて変革しようとしていた彼が「死んだ」ことで
ますます危うくなっていく国を、生者サイドからなんとかしようと奮闘するのがヒロインで、王子様と結婚するはずだった
隣国の王女様。これがまた一筋縄では行かない性格で魅力的。
主人公、ヒロイン、彼らを「妨げる」敵である役回りとなる大主教のいずれもしっかりとした信念を持っており、思惑が
ぶつかり合い絡み合う。
エラントリスの力の背景、アオン文字などの設定や謎が深く作り込まれていて、ミステリーに満ちた都市がものすごく
魅力的に描かれている。そこで苦境に陥った主人公が、地獄のような場所を少しずつ変革していく過程もドラマティックで
単純な冒険譚としても楽しめるし、宗教同士の対立や身分制度を巡る問題も実際の現代世界の問題をもカリカチュア化しているようで考えさせられる。
2人を巡るロマンスもハラハラドキドキする展開で、こういった要素全てが美味しく相乗効果をもたらしている作品だと思う。