Opethの名盤。
★★★★★
Opethの最高傑作と言うと、「Blackwater Park」や「Ghost Reveriese」、あるいは、現時点での最新作である「Watershed」など、リスナーによってもその評価はまちまちであろうが、個人的には本作を強く推したい。
彼らのファンは勿論、シンフォニック中心のプログレシッヴ・ロック好きには間違いなく受け入れられる作品だ。Pink FloydやCamelを豊富とさせる情感豊かなギターに、随所で際立った色付けを見せる鍵盤楽器、そして、ジャズ・ドラマー並の技量を持ったドラム。どれをとっても完璧な仕上がりとなっている。
聴かなければ損と敢えて強く言いたい名盤である。
前作と対になる静謐なプログレアルバム
★★★★☆
スウェーデンのメロデスバンド、オーペスの7作目。2003作
以前から北欧的な薄暗い叙情にプログレ的な感性をまじえていたが、
今回のアルバムは前作「DELIVERRANCE」と対になる作品ということで、
彼らの持つ静謐なプログレ的部分を押し出した内容になっている。
アコースティックギターにメロトロン、ノーマルヴォイスをメインにした
サウンドはデス色は皆無で、むしろプログレ方面の作品といってよい。
曲はやや長尺に感じる部分もあるが、こうした極端なアルバムを出しても
違和感がないというところがこのバンドの懐の深さを示しており、
これでまた確実にリスナーの幅も広がってゆくだろう。
前作と対になる静謐なプログレアルバム
★★★★☆
スウェーデンのメロデスバンド、オーペスの7作目。2003作
以前からセンス抜群の楽曲と、北欧的な薄暗い叙情にプログレ的な感性をまじえて
密度の濃い傑作を作り続けていたこのバンド。
今回のアルバムは前作「DELIVERRANCE」と対になる作品で、前作の重量感に比して
こちらは彼らの持つ静謐なプログレ的部分を押し出した内容になっている。
アコースティックギターにメロトロン、ノーマルヴォイスをメインにした
サウンドはデス色は皆無で、むしろプログレ方面の作品といってよい。
曲はやや長尺に感じる部分もあるが、こうした極端なアルバムを出しても
違和感がないというところがこのバンドの懐の深さを示しており、
これでまた確実にリスナーの幅も広がってゆくだろう。
北欧の暗黒神「Opeth」のアコースティックサイド
★★★★★
スウェーデンはストックホルム出身のデス&プログレッシヴメタルバンド「Opeth」が2003年にリリースした7作目です。2002年リリースの「Deliverance」がバンドとしても暴力性と醜悪な一面を見せた「ダークサイド」として位置づけるなら、間髪入れずに発表されたこのアルバムは「叙情性」と「リリカルな一面」をのぞかせる「アコースティックサイド」という年度をまたがる遠大な2部構成になっています。
いわゆる疾走系のデスメタルを期待する人にとって、ここで展開されるアコースティカルでリリカルとも言えるサウンドは、かなり拍子抜けすることと思います。リーダー兼ボーカルのミカエル・オーカーフェルトの歌声は、かのジョン・ウエットンを髣髴とさせる憂いを帯びたもので、単なるクリアーボイスでは終わらない奥深さを感じさせます。その意味でもキング・クリムゾンやUKあたりの70年代プログレファンをも惹きつける魅力があります。
このアルバムだけ聴くと、「何だ」ということになってしまいますが、あくまでも彼らがもつ音楽的な多面性の一部として捉えるべきでしょう。前出の「Deliverance」と合わせて聴くことはもちろん、まったく対称的な音楽性が動く映像で楽しめる「Lamentations: Live at Shepherd's Bush Empire」(2004年)も合わせて鑑賞することで、彼らの本質に近づくことができるでしょう。
北欧の暗黒神「Opeth」のアコースティックサイド
★★★★★
スウェーデンはストックホルム出身のデス&プログレッシヴメタルバンド「Opeth」が2003年にリリースした7作目です。2002年リリースの「Deliverance」がバンドとしても暴力性と醜悪な一面を見せた「ダークサイド」として位置づけるなら、間髪入れずに発表されたこのアルバムは「叙情性」と「リリカルな一面」をのぞかせる「アコースティックサイド」という年度をまたがる遠大な2部構成になっています。
いわゆる疾走系のデスメタルを期待する人にとって、ここで展開されるアコースティカルでリリカルとも言えるサウンドは、かなり拍子抜けすることと思います。リーダー兼ボーカルのミカエル・オーカーフェルトの歌声は、かのジョン・ウエットンを髣髴とさせる憂いを帯びたもので、単なるクリアーボイスでは終わらない奥深さを感じさせます。その意味でもキング・クリムゾンやUKあたりの70年代プログレファンをも惹きつける魅力があります。
このアルバムだけ聴くと、「何だ」ということになってしまいますが、あくまでも彼らがもつ音楽的な多面性の一部として捉えるべきでしょう。前出の「Deliverance」と合わせて聴くことはもちろん、まったく対称的な音楽性が動く映像で楽しめる「Lamentations: Live at Shepherd's Bush Empire」(2004年)も合わせて鑑賞することで、彼らの本質に近づくことができるでしょう。