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Still Life (W/Book) (Spec) (Dig)

価格: ¥1,672
カテゴリ: CD
ブランド: Peaceville UK
Amazon.co.jpで確認
名盤のリマスター、5.1chのDVDも付属 ★★★★★
スウェーデンのプログレッシブ・デスメタルバンド、オーペスの4thのリマスター盤。2008作
今や、世界中で人気を博すこのバンドだが、その彼らの名盤がリマスターで再発、
しかも5.1chミックスのDVD付きというから、これはファンは必携だろう。
個人的には、OPETHの作品の中で最高傑作を挙げるならこのアルバムだし、
今につながる彼らのサウンドは本作をもって完成されたといってもいい。
北欧的な薄暗い叙情と、プログレッシブな展開力、そこに静謐の美を感じさせながら、
本作ではまだメロデス的な要素を残したツインギターも聴けるのも魅力だ。
彼らのアルバムの中でも、次作「BLACK WATER PARK」と並ぶ名作であり、
デスメタルというものを至高の芸術へと押し上げた記念碑的なアルバムでもある。
リマスターにより1音ごとの輪郭がはっきりとなり、名盤がさらなる迫力で甦った。
5.1chミックスの方も素晴らしく、再生環境があるのならぜひ聴いていただきたい。
アコギを多用した様式美な作品 ★★★★☆
アコースティックギターを多用していることが特徴的。全体的には様式美な印象なので聴きやすくシンプルな作品といえる。デスボイスとクリーンボイスの関係も大変シンプル。7曲目に移るまで4秒ほど間があるにもかかわらず、6曲目のアコギ+クリアギターの旋律が音飛びしたように終わるは???

DVDには5.1ch版を収録しクリアな画像、音質で2006年のLIVE VIDEO 「face of melinda」を収録。NTSC,リージョン2で視聴可能。

デジパックはやや大きめでハードカバーの書籍風、表裏見開きにプラベースでCDおよびDVDが納められセンターにブックレットが「綴じ込み」されている。(作りはよい)
至高の名作が、遂に真の完成を見た ★★★★★
このアルバムで初めてOPETHを知り、数年経過してからその他全てのアルバムも集め始めましたが、
やはり僕にとって未だにOPETHの作品の頂点はこの「Still Life」であることは変わりませんし、
この先も変わることは有り得ないでしょう。

5.1ch mixのほうは対応機材を所有していませんので、CD-Audioのほうのみの感想です。

Still Lifeと言えば、ご存じ無い方も多数いらっしゃると思いますが、右チャンネルのあまりにも耐え難いノイズです。
普段、スピーカー同士が近い環境で聴いていらっしゃる方は気付かないままかもしれませんが、ヘッドホンで一聴瞭然です。
一度気付いてしまうと、音楽として、作品として、あまりに勿体無い。スピーカーの位置などに気を付ければ聴けないことも無いですが、
ヘッドホン、イヤホンによる鑑賞は到底耐えうるレベルのものではありません。一時期はアルバム自体聴く気が全く失せました。
製作者サイドは誰一人として気が付かなかったのでしょうかね。無礼を承知で言わせてもらえば、「間抜け」です。
淡い期待を込めて再度購入したデジパック盤も、結果は言わずもがなでした。

しかしです。ついにこの日がやってきました。「"完全版"Still Life」が漸く我々の手に届く運びと相成りました。
装丁も素晴らしい。まるで美しい日記帳のようで、単なるデジパックとは一線を画しています。

そして語らなければならない右チャンネルのノイズですが、なんと嬉しいことに聴いた限りでは全て修正が施されております!
もうこれからはこのアルバムを聴くときに、「あぁこれから右が聴き取りづらくなる」などとそわそわする必要は皆無なのです!
感無量です。

リミックスのほうは、あくまで全くの主観ですが、原盤の持つ雰囲気を壊さず、それでいて音それぞれのパワーを増強しており、
原盤に比べて非常に押し出しの強さを感じました。勿論、分離も良く、特にベースと空間の向上は嬉しいものでした。
あくまで原盤の音質に拘り、下手にウィルソナイズされていない点も僕にとっては大きくプラスに働きました。

最初は、よくもこのアルバムをこの仕様でリリースする気になったな、と鼻で笑って馬鹿にしていたものですが、
そりゃ誤魔化しの一切利かない5.1mixまでするんですから、その程度の修正は、当然入りますよね。
でも、どうせやるのなら、もっと早い段階で、CDのみでもやっておいたほうが良かったのではないかと、個人的には思っています。

ともかく、素晴らしい作品の原石が、ベールを脱いでその真価を遂に白日の下に晒したのです。
これほどまでに喜ばしいことは(個人的には)ありません。

墓場まで供に逝くのは間違いないでしょう。
最高傑作 ★★★★★
スウェーデンのメロデスバンド、オーペスの4th。1999作
1995年の1st以来着実に音楽的に深化をとげてきた彼らであるが、
前作3rdはどこか中途半端で散漫な印象だった。
今作ではそのプログレッシブな方向性は間違ってはいないのだ、とばかりに
楽曲の世界観とイメージを強化させることで、充実の一作となった。
ツインギターの絡みをメインに流麗なメロディとセンス抜群の楽曲構築が炸裂。
全7曲中5曲が9分以上という大作主義もこのバンドならではだ。
アコースティックギターを巧みに用い、デス声とノーマル声を使い分け、
曲は暴虐性よりもプログレ的展開美と静かなる叙情を感じさせる。
メロデスというジャンルを「芸術作品」にまで高めた彼等の功績は大きい。
暴力性と耽美性とのせめぎ合い ★★★★★
北欧の暗黒神「Opeth」が1999年に発表した4作目です。97年の前作「My Arms,Your Hearse」でデスメタルとプログレとの見事な融合を見せてくれた彼らが、さらに完成度を増したプレイを随所で聴かせてくれています。前作から目立っていた大作主義はいよいよ色濃くなり、その意味ではプログレ的な叙情性と耽美主義が全面に押し出されています。

何といってもギタリスト&ボーカルのミカエル・オーカーフェルトの力量は凄まじく、アコースティカルでリリカルなプログレ的アプローチから一転する、激情的で暗黒舞踏の世界を髣髴とさせるデスの世界との対比は見事としか形容できません。まるでストロボ効果のように波状的に襲いかかる美醜のコントラストにただ心を奪われているうちに、すっかり彼らの術中にはまってしまっている自分に気がつくはずです。

誰かが彼らのプログレ的アプローチを「レトロサウンド」と形容していましたが、確かに70年代のキング・クリムゾンやさらに遡れば60年代後半に活躍したムーディー・ブルース的な音作りからそう感じるのも無理はありません。ミカエル・オーカーフェルトはメジャー、マイナーにかかわらず70年代プログレを相当聴き込んでいることはプレイの随所からほとばしっています。そんな部分がプログレファンをも吸引する彼らの魅力なのでしょう。でも、一見レトロと思われる要素とデスを組み合わせるという古くて新しい手法が、実に新鮮な驚きを与えてくれるのも一方の事実です。前人未踏の荒野を切り開くような魅力を放つ彼らの意欲作として大推薦です。