新世紀へようこそ+ (impala e-books)
価格: ¥0
彼らには武器がある。僕らには言葉がある。
2001年9月11日の同時多発テロをきっかけに、池澤夏樹はその思索の言葉をメルマガで発信することを始めた。毎日書き、読者からの返信に応答し、議論を促した。衝撃の事件はなぜ起きたのか、その後はいかなる時代となるのか、静かな揺るぎないまなざしで世界を見つめ、対話を求めた。その記録は今もなお道しるべとして鮮やかだ。
【電子版オリジナル特典】
13年後の今を見つめる書き下ろしエッセイを収録。
【著者】
池澤夏樹
1945年北海道帯広市に生まれる。小学校から後は東京育ち。以後多くの旅を重ね、3年をギリシャで、10年を沖縄で、5年をフランスで過ごして、今は札幌在住。1987年『スティル・ライフ』で芥川賞を受賞。その後の作品に『マシアス・ギリの失脚』『花を運ぶ妹』『静かな大地』『キップをなくして』『カデナ』『アトミック・ボックス』など。自然と人間の関係について明晰な思索を重ね、数々の作品を生む。2014年末より「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」全30巻の刊行を開始。 http://www.impala.jp