【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:ジョン・K.ガルブレイス/著 鈴木哲太郎/訳 出版社名:ダイヤモンド社 発行年月:2008年12月 関連キーワード:バブル ノ モノガタリ ヒトビト ワ ナゼ ネツキヨウ オ クリカエス ノカ ばぶる の ものがたり ひとびと わ なぜ ねつきよう お くりかえす のか、 ダイヤモンドシヤ ダイヤモンドシヤ 4405 だいやもんどしや だいやもんどしや 4405、 ダイヤモンドシヤ ダイヤモンドシヤ 4405 だいやもんどしや だいやもんどしや 4405 発生と崩壊を繰り返す「陶酔的熱病=金融バブル」の本質とは何か。今回の世界金融危機を正確に見通していた名著、ついに復活。 1 投機のエピソード2 投機に共通する要因3 古典的なケース1 チューリップ狂、ジョン・ローとロワイヤル銀行4 古典的なケース2 サウスシー・バブル5 アメリカの伝統6 一九二九年の大恐慌7 再び一〇月がやって来た8 教訓は歴史から
経済のバイブル(バブルについて)
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本書は、経済の中にいつもウイルスのような病原が潜んでいることを解りやすく解説している。
もちろん難しい経済数学は一切使われていない。それどころか基礎的な経済用語さえも平易な一般用語に置き換えされている。
バブルとは、何かなぜ避けられないのか、バブルの崩壊はいつも突然大音響で雪崩れるのかを教えてくれる。ドバイのバブルについても、経済人であれば当然認識していながら、止められないところを示唆しているようである。金余り、詐欺的行為、現物と結びつかないレバレッジの効いた取引価格、合理的経済人でも視野が閉じてしまうなどを思い浮かばせる。
翻訳者の方の高い能力も本書を一段と魅力的にしている。
一読の価値あり!
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勝間和代さんのオススメで手に取りました。金融に関しては全くの素人ですが、
下手なマニュアル本を一つ読むよりも勉強になり読んでいて面白かったです。
次の新ゝ版はいつ?
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本書のオリジナルは1990年に出て、その日本語訳は翌1991年に出た。今回出てきた本書は、商魂たくましいダイヤモンド社が米国発の金融恐慌を奇貨として改行位置を変えただけで、「新版」っていう感じで全く同じモノを出してきた。やれやれ。
しかし本書はバブルが破裂するたびに読まれてしかるべき内容と面白さに溢れた興味深い良書であることには間違いがない。オランダのチューリップ・バブル、これはバブルの話にはマスト・アイテムなんだなあ。
ほぼ10年ごとに繰り返し起こるバブル。大事な事は、なぜ過去に起こったバブルの発生とその破裂の教訓を生かさないのかっていうことだ。
オリジナル版が出た頃はガルブレイスはまだ健在だったが、少し前に鬼籍に入ってしまった。今回の金融破綻、彼はどう感じているのだらうか。
バブル崩壊の兆候の見分け方?
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いくつかの経済バブル関連書を読んできたが、このような古典を読んでいなかったことが、恥ずかしい。
1.陶酔的熱病=金融バブルは起こりうるのである。
2.上昇が上昇を呼ぶ投機エピソードは市場自体に内在している。
3.上昇の頂点で暴落は起きる。
4.現実的な、唯一の投機癖の矯正策は、高度の懐疑主義である。
5.金と密接に関わっている人たちは、ひどく過ちに陥りやすい行動をすることがあり得る。
などなど。
リーマンショック以降の今の時代に、ガルブレイス氏が生きていたら、やはり87年暴落に近いコメントを出すのであろうか?
少なくとも、予測本は気休めでしかない…。
暴落前に天才は出現し「熱狂」は繰り返され人々は大損する
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「大恐慌1929」の著者であるガルブレイスが1991年に書いた「バブルの物語」は、人々の欲がいかに深く、自分だけは賢明である、と信じ込み、大損の渦に巻き込まれていく様子が歴史的に「これでもか!これでもか!」と繰り返されている情景をいきいきと綴っている。古くは1630年代の「オランダ:チューリップバブル」から「1987年NY暴落」「1990年東京土地バブル」まで網羅しており、基本手口が類似していることは賢明な読者には誰でもわかる。訳者の鈴木哲太郎が「新版に寄せて」に示唆する通り「2008年バブル崩壊」が本著のバブルと同じなのか?違うのか?を考えながら読むことをお薦めしたい。「暴落の前に金融の天才がいる」(サブプライムローンの発明&CDSの発明と格付け詐欺)、「輪をかけたてこの再発見」(サブプライムローンの初期2年の低金利)、「真実はほとんど無視される」など名言が多くちりばめられて『人間は気付きが大切』という真理を具体的に分かり易く写真入りで述べている。「これから自分の資産をどのように守りたいか」を考えている人に特に有益だ。