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突入せよ!「あさま山荘」事件 [DVD]

価格: ¥4,935
カテゴリ: DVD
ブランド: パイオニアLDC
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録音が悪すぎる ★☆☆☆☆
犯人側の思想や背景が一切描かれず、警察側の視点だけということで評価を低くする人が多いが、自分はそれは問題ないと思う。そもそも原作となる佐々氏の実録本がそういうものだし、どちらの視点も盛り込んで描いていったら、一本の映画としてまとめるのはとてつもなく大変になるだろう。

それよりも映画として問題なのは、録音が悪すぎることではないか? 役者の発音、発声が悪いこともあるだろうが、とにかくセリフが聞き取りづらく、大声で怒鳴りあい対立する場面では逆にうるさすぎる。
DVDやビデオで観ている場合はボリュームの上げ下げや、セリフが聞き取れず再度確認するための巻き戻しを頻繁にしなければならず、すごく面倒だし、何を喋っているんだかわからないことは大きなストレスになる。
テレビドラマ版は素晴らしかったのに、映画版はまるでダメだった「クライマーズ・ハイ」に似てるなあと思ったら、同じ監督。
そういえば本作の主人公を演じる役所広司と、「クライマーズ・ハイ」の主人公・堤真一の、魅力を感じられない演技&監督の演出も似ている。この監督、こういうタイプの作品を作ることに向いていない。

ちょくちょく挿入されるコミカル、と言うよりマヌケなだけの会話や行動も全く面白くなく、緊張感をそぐだけ。
重すぎる映画にならないよう、息抜きの効果を狙って入れたのだろうが、こんなに重いテーマを扱っているにもかかわらず、画面から伝わってくる緊張感が乏しいので、息抜きを入れる必要が元々なく、結果としては大失敗。当時実際に現場にいた人達に対しても失礼だと思う。
エンターテイメントとして ★★★★★
父母からの話で酷い事件だったと聞いています。ただ自分が生まれる前の事件なので、全く思い入れはありません。
役所広司さんの映画が好きでたまたま見に行ったのですが、配役を見るとかなりの有名どころが出ています。が、みんな同じ衣装なので、始めに映画館で観た時には暗さも相まってほとんどわかりませんでした。なので後からテレビ画面で見て、「あれ、こんな人も出てたんだ〜」と感心しました。多分当時は無名だったであろう若手俳優とかも。最後に上地ユウスケとかカロリーメイトの黄色い人とか。
ストーリーとしては事件を知らないので何とも言えませんが、エンターテイメントとしては不謹慎ながら面白かったです。
映画館だとイマイチわからなかったところもDVDになると画面が明るいのでよくわかります。
きっと当時もこんな混乱の中で、現場が進んでいたのだろうと推察できます。
踊る大捜査線を連想しましたが、あれよりリアル感があります。
映画館で二回、テレビ放送で二回、DVDで細切れ(いろいろ停めて確認しながら)で観ました。
感動や満足感を得る映画ではないと思います。
あくまでエンターテイメントとして面白かった。
実話を元にした映画はたくさんありますが、変に恋愛などで脚色しすぎた映画が多い中、淡々と進んで行くストーリーに、引き込まれていきます。
もうひとつの反体制映画 ★★★★☆
永田洋子がまだ生きているのをご存知ですか? あの連合赤軍事件の首謀者のひとりです。たくさんの仲間をリンチ殺人した人ですが、脳腫瘍のため、もはや自分が何者であるか分からなくなっているという話もあります。
そんな人たちの片割れが、浅間山荘に逃げ込み、機動隊たちと一日攻防を続けた事件は、38年たった今でも記憶に残っています。

連日のようにリンチされた死体の発見が報道され、その挙句の事件でした。たくさんの仲間が殺されたという、敵である機動隊をやっつけたというのではない、割り切れない事件の後でしたので、立て篭もっている犯人たちはもはや人間ではないだろうというような気分でした。国民のおおかたが「機動隊よ、早く捕捉せよ! 山荘を攻略せよ! 」という思いだったと思います。東大安田講堂のときとはまるで逆です。あのときは純真で非力な学生たちが精一杯の抵抗をしていたように見えていたのでしたから。

映画は、不思議に重たくなく、軽い流れで進みます。映画のデキとしてはすばらしいエンターテインメントに仕上がっています。まったく飽きることなく最初から最後まで目をひきつけられていたのですから。犯人たちとの駆け引きはまったく描かれていなく、人質になにかクサイ台詞を吐かせる場面もなく、警察内部のドタバタが中心です。日本の警察ってああなんだ、となんとなく教えてもらえたような気分です。劇中でも、日本にもFBI方式を取り入れたいという主人公=原作者佐々淳行の主張が取り入れられていました。つまりこの映画では、反体制の犯人たちからの批判はひと言も盛り込まれなかった代わりに、体制内反対者からの批判で充満していた映画だったわけです。
心から ★★★★★
当時の社会情勢や犯人側の主張等、私には難しいことはよく分かりませんが、最前線における生と死のせめぎあいの中で、起こり得る人間模様の総てが淡々と描かれていたと思います。 どのような現場においても、指揮官に大切なのは冷静な判断力と決断力なのだと思い知らされます。 私は、個人的には、妻役の天海さんの慈愛に満ちた表情と、連行される際の武田真司さんの表情が好きです。 ほんの数秒の出演でしかも台詞のない中で、赤軍青年の冷酷さと狂気を一瞬にして知らしめたと思います。亡くなられた方々、負傷された方々、心からお慰め申し上げます。
眠くなる映画 ★☆☆☆☆
ストーリー展開が地味過ぎる。
あさま山荘自体がただでさえかなり地味なのに、事件を淡々と描いただけのドキュメンタリーに近いです。