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まばたきを交わすとき (ライムブックス)

価格: ¥940
カテゴリ: 文庫
ブランド: 原書房
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魅力薄い主人公 ★☆☆☆☆
ヒーローにも、ヒロインにも魅力を感じることができませんでした。
ヒロインの言動には首をかしげることが多く、
ヒーローももう少し賢い人だと思ったのに…残念でした。
なんだかスッキリしない終わり方 ★★★☆☆
わずか二週間で未亡人となってしまった四人姉妹の三女が今作のヒロイン。
未亡人らしく自由気ままに生きようと考える彼女の前に、四人姉妹の後見人である公爵の、腹違いの弟が突然現れます。
酒飲みの公爵と違って、スッキリとした感じのいい紳士であるその弟にヒロインは惹かれるものを感じるのですが、後見人の公爵もなんだかほうっておけないヒロイン。
全体的に三角関係を匂わせた作品です。

個人の解釈によると思いますが、私は最後の終わり方に納得できないものがありました。
大切な問題があっさり片付けられてしまい、重要な部分が抜け落ちている印象を受け、「え?これで終わり?」と感じてしまったのです。
今回はちょっと残念でしたが、テンポがよく読みやすいシリーズなので、次回作に期待したいです。
あちこちでラブラブ ★★★☆☆
 三女イモジェンのお話です。1作目、2作目で「もしかして」と思わせられたレイフがお相手です。正直、1・2作のイモジェンは、いろいろなことを人のせいにして、自分は悲劇のヒロインをきどる嫌な女だったのですが、本作ではまるで別人で、大胆で潔く魅力的なヒロインです。レイフにあまりにも大胆な発言・行動をするので、この時代の淑女とやらがこんなことしてもいいのかと心配になるほど。
 イモジェンの気持ちの変化がいきなりで、内面が書ききれていなかったこと。(レイフの心の移り変わりはしっかり書かれています。)重要人物なのではと思わせて実はそうでもない登場人物が多かったり、あちらこちらに話が飛んだりと不満要素もありますが、おもしろく読めました。前作が好きだったので、ちょっと辛めの評価です。