文理融合
★★★☆☆
さすがライターなだけあって、誰にでも分かりやすい簡単な文章で書かれています。
また著者の文理融合の考え方はこれからの日本にとって重要な者だと思います。
ただ文系、理系人間への無茶な決め付けが多く本質とは離れているように思ったので星3つです。
文系、理系という区分。
★★☆☆☆
理系は金がかかる。
文系は金がかからない。
数学できたら理系。
数学できなかったら文系。
選んでる基準って、
そんなもんじゃない?
文理融合センスを磨く
★★★★☆
文系と理系という分類があるのは,日本独特のものだということを知り驚いた.確かに日本では,大学教育の現場から社会職業の現場まで,一つのことに専念し,その道のスペシャリストになることが目標のようになっている.それでは幅広い知識・スキルが身に付かず,想像力豊かな発想や柔軟な思考が阻害されているのではなかろうか.
欧米の大学では,ダブルメジャー制度に代表されるように,一つの分野のみに専念するのではなく,複数の専門分野の勉強をすることが推奨されている.それは豊かな発想力や柔軟な思考力のある教養豊かな人材を育てる目的ではなかろうか.
本書では文系・理系という分類はナンセンスで,これからの激動の社会では,両者の素養を身に付けた人間が活躍できるという.そのために文理融合のセンスを磨くための,著者なりの方法論が展開されている.
また本書では,日本では欧米と比較して,科学リテラシーを備えた人間が少ないと指摘している.これは科学の捉え方が違うことに起因しているという.つまり,日本では科学はいかに役立たせるかと考えるのに対し,欧米では単純な知的好奇心で科学を考えるという.日本人が欧米並みに科学リテラシーを身に付けるためには,サイエンスライターや化学コミュニケーター(最新の科学ニュースを咀嚼して,分かりやすい表現で人々に伝える人)の育成とそのような人たちの社会的地位の確立であると主張している.
日本で文理融合のセンスを備えた人が増えると,偽科学に騙される人も減り,健全な社会が実現できるのではなかろうか.
娯楽書です。
★★★☆☆
一読した感想です。
そんなこともあるかなー?程度なら読めます。
具体的には、
理系は、1つのことを論理的に考えられるが
コミュニケーション力が低く、
文系は、コミュニケーション能力が高いが、
知識や批判的視点の不足から論理的に考える
ことが苦手、といったイメージを元に
書かれているのかなと思います。
個人的には、筆者の周りにそういう人が多いという経験だけで
本を書いているように見えて、
1章は読んでいて、えもいわれぬ感覚に襲われましたが、
3章以降は、データなどの根拠があり、
落ち着いて読むことができました。
いわゆる性格診断本??
★★★☆☆
著者は理系バカです。まさにその典型タイプとして文系を見下して書いているような気がします。
まぁいわゆる上から目線という感じでしょうか。別に嫌じゃないんですが。
結局、そこらの性格診断本に毛が生えた程度と思って読んだ方がいいと思います。