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スマイルBEST シッコ スタンダード・エディション [DVD]

価格: ¥1,980
カテゴリ: DVD
ブランド: Happinet(SB)(D)
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驚きの真実 ★★★★☆
「ボウリング・フォー・コロンバイン」「華氏911」を観たが、今回の作品が最も衝撃だった。
アメリカの保険業界の実態とはこんなものか!とびっくりした。
日本は、なんと日本の国民皆保険のもと、日本国民は幸せに生きていることか、と実感。
利益最優先の保険会社のため、治療もできず死ぬ人、支払いができず病院から運び出されて道路に捨てられる人、異常な高額で薬を買わされている人、また、とにかく保険会社の指示で医師は治療ができないというのだから驚きだ。(なぜなら、治療すれば保険会社には保険金の支払いが発生するから)

そして、何よりも驚きは、(これは映画にはなかったのだが)そのアメリカの保険業界は日本の国民皆保険をターゲットにしているということ。つまり日本の国民皆保険を廃止し、日本の市場に乗り込もうと政治的な圧力をかけていること。(講談社新書『奪われる日本』より)
アメリカの保険会社に取って代わられると、日本の将来は終わりだ。

この背景には国民的な精神、つまり民主主義のアメリカにとって国民皆保険というものが社会主義的に捕らえられ、批判的に受け取られていることがある。
そして、政治の力で国民皆保険を進めるにも、ヒラリー含めほとんどの議員が保険会社に買収されているとのこと。
アメリカ国民は、体調を壊さないようにするか、壊したら薬で治すか、重病になったら国籍を移すか、
とにかくロシアンビューティー健在!!
「過激」ではなく冷静に米国を見つめるムーアの大作 ★★★★★
かなり長いドキュメンタリーだが、長いことには意味がある。
映画の導入部分では、保険を持たないために自分でパックリ割れたヒザの肉を縫う男のビデオが映し出される。保険に入れないアメリカ人の話かと思うとそうではなく、保険に入っていたにも関わらず、収益を求める保険会社が高額な出費を回避するためにさまざまな理由をつけて切り捨てた、「手術をすれば助かった命」の話や、「被保険者に不利な情報を見つけて支払いを断る」仕事をしていた人たちの話が次々と続く。その大半は信じられないようなエピソードだ。

ムーアは他の国の実態を知るために、イギリス・フランス・カナダなどの国を訪れる。カナダにいるムーアの親戚は、「アメリカで怪我でもしたら大変」と言って、保険に加入する前に川を越えて米国入りすることを拒否する。イギリスの病院では、患者たちが会計をする場所を探し回り笑われるムーア。フランスでは子育てをする家に週数回、なんでも手伝ってくれる人が政府から派遣されることを知り呆然とする。そして自国アメリカでは、同時多発テロで救援活動にあたって呼吸器障害をわずらった人たちと出会う。彼らはニューヨーク市の住民・職員でなかったため、政府のアフターケアも受けられず、仕事もままならない状態となっていた。

ムーアのナレーションは冷静だ。グアンタナモのテロ容疑者収容所に、容疑者らの治療を無償で行う素晴らしい病院があると聞いて、それまで出会った患者たちをボートに乗せてグアンタナモに向かうムーア(もちろんサイレンで追い返される)。その後、患者たちが「敵国」と聞かされて育ったキューバで、今まで受けられなかった医療の恩恵にあずかる場面は感動的だ。もちろん永遠にキューバにいられるわけではないだろう。しかし、病気の原因を突き止め、一時的とはいえ命をつなぐ薬を格安で購入できた患者たちの喜びの表情には涙せずにはいられない。病院に行ける、という私たちにとって当たり前のことが、どれだけ有難いことなのかを実感した。

「先進国」アメリカが弱者にどれだけ冷たいかを、ムーアが極めて客観的な切り口で映した素晴らしいドキュメンタリー。この映画は、国民皆保険を実施しようとするオバマ政権の大きな後押しとなっただろう。
命の国境 ★★★★★
移入し易く意義深いドキュメンタリー映画です。
構成や演出や展開面で見せ方が秀逸で、各国に適したBGMもなかなかにくい演出です。

切り口が素晴らしく、シニカルでユーモアたっぷりな彼の言動は的を得てます。
9.11のボランティアや英雄のあまり触れられない後遺症も大変感慨深いです。

カナダを筆頭に諸外国に永住したくなるのも無理は無く多々いらっしゃいそうです。
一概に比較は出来ませんし一長一短はあるでしょうが、やはり命の最低限の保証は必要です。
米国の姥捨てスラムは許せませんし、本当に住みよい国とはなんだろうと考えさせられます。

日本でも正にすぐそこにまでせまった危機のような気がします。
政治に丸投げでなく、国民それぞれがグローバルな視野を養うべきです。
ラストはさながら健診&薬お買い物ツアーみたいな感じでやるせないです。
アメリカひどすぎ ★★★★★
映画は2007年5月19日リリース。アメリカの医療状況をマイケル・ムーアがいつものように徹底的に暴いている。ブッシュ政権の妨害はここでも健在で、撮影のため米国政府に申請の上キューバを訪問したが、米国財務省が同申請書の渡航目的記載に問題があるとして調査するとかいいだし、カンヌ国際映画祭での上映直前に同省から通告書を受け取ったことを記者会見の席で明らかにした。ムーアはこれをブッシュ政権の妨害行為と断じ、フィルムを没収されないように、カナダに隠したともコメントしている。

何しろアメリカの医療制度のひどさにはホントに驚いた。医療保険未加入者が約5,000万人に達し、また保険に加入していても、あらゆる手段を講じて保険金の支払拒否によって空前の利益を上げている事例の連続。そして政治家との癒着。特に、『9.11』の時に自らをかえりみず働いた人々に対する仕打ちは信じられないほどヒドイ。

これに対して、まず隣のカナダの医療制度と比較し(医療費は全てタダ)、イギリス・フランスと比較し(全部タダの上に、フランスは保育所まで優れている)、最後に仮想敵国キューバへと『9.11』のために病気になってしまった人たちと出かけて行く。キューバも医療費は全てタダ。アメリカで貰っている15,000ドル払っている薬がわずか2セント。現地の消防署では彼等を『9.11』で活躍した『兄弟』と讃える。その筋の通ったすばらしい国の姿勢に驚いた。途中あのチェ・ゲバラの娘さんも出てくるのだが国に対する考え方のすばらしさに唸った。アメリカひどすぎだよ。
アメリカの医療の真実。 ★★★★★
私は アメリカに住んでいた時 手術をした。
日本だと1週間ほど入院するだろうが その日に退院。
切ったら 出す、そんな状況で 体調は悪化した。
体調が悪くても 入院は無理、点滴も2度までだった。
その後 体調を崩したままだった。
 アメリカの弱者切捨てを見にしみて 感じた。
この映画の登場人物は まさに私そのもので 涙が止まらなかった。
 自分だったら、、という想像力を持って見て欲しい。
これが 自分が望む国になのか?私は NOだ。
実に良い映画だ。ナレーションのマイケル監督の声が 良い味を出している。
字幕で見ることをおススメする。吹き替えでは ニュアンスが違ってくる。
 どうしたら 強い人だけでなく そうでない人も良い医療を受けられるのか考えないといけない。