途中からのネタ切れ感が惜しい
★★★☆☆
看板やメニュー、商品に書かれたヘンな日本語集。写真もあって途中まではおもしろいのだけれど、中盤以降は人が話した、聞いたネタになってくる。となると、まぁそんなこともあるだろうという感じである。
できれば現物主義で最後まで通してほしかったというのが本音だが、刺青(タトゥー)に誤爆してる人とか、世の中にはいろんな人がいるもんだ。
とはいえ、逆の立場で自分が外国語を使ったら似たようなものだろうから、手ばなしには笑えない気もした。(いや笑ったのだが。。。)
おもしろいけど途中からトーンダウンする感じがして、ちょっと惜しい本。
まぁまぁ
★★★☆☆
ふうん、なるほど。
外国では日本語をこのように誤記するんだぁ。
糸井重里さんの『言いまつがい』ファンとしては
期待ほどではありませんでした。
どーしても「VOW」と比べてしまう…
★★★☆☆
タイトルの由来は作者がオーストラリアのケアンズのバス停で見かけた変な日本語表記の看板。
本作の第一章にはこの様な「世界で目にする珍妙な日本語表記」が目白押し!
まず、結論から申し上げると「嫌いじゃないけどね…」という評価です。
はっきりと「好きだ! 名著だ!」と言えないのには幾つか理由が有ります。
私、ふた昔ほど前に出てた宝島社(当時はJICC出版だったかな?)の「VOW」の単行本で腹を抱えて笑った世代。
ご存知の方も多いかと思いますが、この「VOW」こそが街頭や海外などから珍妙事物の投稿を読者から募って
誌面で紹介していた「その分野の先駆者」なのです。そしてその面白さを演出していたのが「宝島」の
初代編集長である渡辺祐氏による(カーツ佐藤氏もかな?)、ネタに添えた名キャプション&ツッコミの数々!
簡潔な語句で確実に笑わせてくれるアッパレな仕事ぶりでした。
本作の作者の柳沢氏のキャプション/コピーと、この渡辺氏の仕事ぶりをどうしても比べてしまうのですが…
やはり本作のソレは見劣りし、工夫も足りていないという印象なのです。
加えて最初のうちは誤表記の載った商品パッケージや看板などの証拠写真が掲載されていますが、
ページが進むにつれて「証拠品」は余り登場しなくなりトーンダウンの印象が否めません。
これが更に第二章(困った&間違った日本通外人を紹介)・第三章(日本語習得中の外人による誤表現を紹介)になると
自身で拾ったのではなく「他人から聞いたレベルの話・又聞きしたレベルの話」という感じのネタに終始し
「あれ…? 完全に主旨が変わったよね?」と言わざるを得ない内容に。
投稿を元にしている物も有るので仕方無いと言えば仕方無い事ですが、
投稿を鵜呑みにすると作り話も混じってしまうのでは? と危惧してしまいます。
とは言え「エンタテインメント/話のネタに使える書物」としては、ワンコインで足りる値段相当(※本体価格)を
充分満たしていると思います。
H.P.で継続してネタを募っているという事なので、続巻や増補版が制作される際にはパワーアップを期待します。
どづぞ慣れしてなければおすすめ。
★★★☆☆
こういうジャンルが大好きなので買ったみたのですが、思ったより面白くなかったです。
嫌味とかではなくて、実際「どづぞ」的な物を沢山見ている人には、
あ、こんなもんなんだ、程度かと。レベル低めだと思います。
世界の、と書いてありましたが、そんなに多岐の国が載っているわけでもなく。
作者の住んでいるオーストラリアの「どづぞ」がメインですね。
むしろ、自分の生活を通したエッセイ的な雰囲気もある本です。
期待していたので、ちょっと物足りなかったですね。
まあ、こういう本が出るぐらい、埋もれているだけで、
世界中の日本人には潜在どづぞマニアがいるん
だなあ、と実感はできました。
立ち読みは絶対に無理です
★★★★★
じつはこの本、本屋でなにげなく手に取って、
立ち読みしたのが出会いです。
でも思わずふきだしてしまって、立ち読み続行ができず、
その場で買いました。
(アマゾンさん、ごめんなさい)
帰りの電車で読み始めたのですが、
また、笑いをこらえるのに必死で、
たぶん、周りからは「変な人」に見られたと思います。
家に帰って思う存分笑ってたら、
家族から気持悪がられました。
家族に貸したら、みんな気持ち悪いくらい爆笑でした。
ちなみに本書に出てくる「どづぞ」「わりがとらございます」などは、
今では我が家の日常会話基本表現です。
「言いまつがい」は全然平気でしたが、
この本にはまいりました。
「言いまつがい」なんて笑えないという人、
ぜひ、この本にチャレンジしてください。
でも「変な人」に見られても、責任は持ちませんが。