シンセ主体のキラキラ感が往時のバブリーな雰囲気を感じます。
内容的にも幸宏の嗜好が前に出ているような希ガス・・・曲はいいですよ。もちろん。
再結成当時「夜のヒットスタジオ」で矢沢永吉とミカバンドが一緒に出演していたのが印象深かった思い出がありますな。
矢沢はキャロル時代に仲が良かったバンドがミカバンドであり、最も衝撃を受けたのもミカバンドだったと語っています。
1976年の日比谷野外音楽堂でサディスティックスが矢沢のバックを務め
たのもあまりにも有名な話ですな。
以前のミカバンドとは違って、ボーカルに高橋幸宏が加わったことと、小原礼のボーカルも増加したことにより、相対的に加藤和彦のボーカルが減少しました。そのため、以前のように、加藤和彦のボーカルを期待した人には、やや不満の残るものになったことは否定できないでしょう。しかし、昔のままではなく、新しいミカバンドの型を提示したという意味では、評価できるのではないでしょうか。
改めて大御所ばかりになったSMBの面々です。加藤和彦、高中正義、高橋幸弘、小野田レイに桐島かれんを二代目ボーカルとして迎えた「天晴」はまさに天晴れな出来で、幸弘ファンのボクとしては「薔薇はプラズマ」「42℃のピクニック」がお勧めですが、小野田さんの「賑やかな孤独」のシュールさも捨てがたいですね。
なお、
ボーカルの桐島かれんの兄は江角マキコの元旦那の桐島ローランドです。(笑)