クレメント・ムアの格調高く、でもくすっと笑いたくなる「クリスマスのまえのばん」の小さな物語に、１９８０年にイラストを書いたターシャさんが、８０歳を過ぎた２０００年ごろ、全面的に絵を書きなおした新版。
　前後の見返しには、ターシャさんの愛するコーギーやネコの、クリスマスをお祝いする絵が４パターン描かれ、それだけでもぜいたく！　本文の絵も、舞台は夜なので全体的に沈んだトーンですが、ページのあちこちに、子ども（大人も？）の夢に出てくるような、愛らしいカラフルなプレゼントや、きれいな飾り、またひと昔前の家の中の小物が、一つ一つ丁寧に書きこまれています。家の動物も外の野生動物も、小さいながら正確に描かれ、フクロウなんて何種類いるのやら。
　なんとなく懐かしく、しーんと深い静寂に包まれていて神聖で、外は寒いはずなのに、胸の奥がほのかに温かくなってくるような不思議な本。どのページも、星空をバックにした卵型の中に絵が書かれているのは、天上から神さまが見ていらっしゃる図だから？　キリスト教徒でなくとも、その日を心待ちしてしまいそうな、完璧に美しい絵本。大人にさしあげてもとても喜ばれそうですね。ターシャさんは、やっぱりすばらしい。

大の　ターシャ好き　だが、　
是は、　
どうしちゃったの？！！

と、　叫びたく　なる★

稀に、　当方のテイスト　には
合わない　ものが　有るので、
気を　付けて　居る。。。★★

クレメント・ムーアの有名な詩にターシャ・チューダーの絵がとってもすてきな雰囲気をかもしだしている。
ターシャの絵は１ページごとに、ちいさなおはなしが作れそう・・・・

どのページにもクリスマスを楽しみにしている子供たち、家族のおもいがあふれていて楽しくなる。

サンタさんをむかえる暖炉の前のクッキーとミルク、雪に閉ざされた家の外のスノーシュー、暖かいブランケットのかけてある居間の光景。

静かな静かなクリスマス・イブのターシャの家の様子が想像できる。もちろんターシャの愛犬たち・コーギー犬たちも登場している。
手元においてふと、開いて見たくなる絵本です。

クリスマスイブ、子どもたちがぐっすり寝ていると、小人のサンタクロースがそりに乗って空からやってきた。イヌやネコ、フクロウたちはバイオリンやトランペットを演奏したり踊ったりして、サンタクロースを歓迎する。

200年以上も前に書かれたクレメント・ムアの有名な詩にターシャ・チューダーが絵をつけた絵本です。ターシャ・チューダーといえば、クラシカルな絵が特徴ですが、この絵本でもクリスマスイブの風景が素敵な色遣いで描かれています。改訂版ではさらに落ち着いた雰囲気になっており、チューダーの幻想的な絵が私たちをクリスマスの世界へいざなってくれるようです。