キュートナに恋をする
★★★★★
こんなに愛に溢れた絵本があったなんて。
男子高校生諸君。
もし偶然にもこのレビューを見たのなら
好きな彼女にこの絵本をプレゼントしよう(笑)
僕が高校生のときに
この絵本の存在を知っていたら
きっとそうする。
いや、もちろんこの絵本は
高校生に限らず、多くの人に読んでもらいたい。
荒井良二さんの絵本だからこその表現である。
キュートナって、誰?いろんな楽しみ方ができる絵本
★★★★★
「はいけい。ぼくのキュートナ」で始まるキュートナへの手紙とキュートナへの言葉が対をなす15通の手紙集。
キュートナって、動かない時計をしている。メガネをするとキリッとしてみえる。あるいてて、急に立ち止まる。よわよわしいけど、ちからもち。へんなぼうしがにあう。さむがりなのに、つめたいものばかり飲む。子どもよりもっと子どもっぽい、絵を描く天才。あれしたい、これしたいって、いつもいう・・・。
キュートナって、誰?キュートナって、具体的な人物像とか浮かばないけれど、「ぼく」にとって特別な存在だってことは分かる。「ぼく」が心底愛しているってことも分かる。
もしかしたら、キュートナって、荒井良二さん、あなたのことかしら?
「きみが描く絵ってスゴイね。子どもよりもっと子どもっぽい。天才だよ!」という言葉が胸にキュンと来る。自分の中にいるもう一人の自分にこんな手紙が書けたらいいな。自分のことをこんなに愛せたらいいな。
子どもよりもっと子どもっぽいけれど、スゴイ絵と愛に満ちたユニークな言葉、最初は、手紙だけを読んで、次に言葉だけを読んで、その次に手紙と言葉を比べながら読む。そして、絵だけを見る。いろんな楽しみ方ができる一冊。
素敵です
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絵が素敵
文も素敵
センスが素敵
色が素敵
字が素敵
とっても素敵な絵本。
大好きな人がいてよかった
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片思いのきゅんとした気持ち。
大好きな人がいるんだけどすぐそばにいるわけじゃなくて、せつないなって気持ち。
好きな人がいるっていうのは、心がぽかぽかして幸せなんです。
大好きな人とも自分とも、もっと大切につきあおう、って思います。
そんな宝物みたいな素敵な絵本です。
毎晩寝る前にパラパラと読むのがいいです。