線形代数の姉妹書。
だけど、実際は線形代数で扱ってない事も結構載ってあって面白い。
院試に出そうな発展的な問題や、群などに関わる問題も準備されている。
線形代数のコアとなる定理も纏められ、更にそれを使うような
証明問題も用意されているからrutinな問題を解かずともそれをやっておけば
実力は付くと思います。自分は一応そんな感じでこれを使いました。
数学科以外にも全然いけてますというのも、線形空間の概念をきちんと
学習しておくのはこれから難しい専門書を読む上で重要だと思われるからです。
やっぱり基本はしっかりでしょう。スラムダンクじゃないけど(笑
解答はめちゃくちゃ丁寧で本の40%くらいが解答になってます。
一つ希望を言うならば、線形代数の方もそうだけれど、スペクトル分解について
ちょっと書いておいてほしかったという所でしょうか。