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イメージでわかる単語帳 part 2 (語学シリーズ)

価格: ¥950
カテゴリ: ムック
ブランド: 日本放送出版協会
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前著同様、単語を「使い分けつつ使い切る」ためのコアを提示した本 ★★★★★
前著『イメージでわかる単語帳』の続編である。
本書では、91個の基本語からなるメインの部分と、語彙の拡張について
ふれた部分から成っている。

本書では、前著同様、単語力を「使い分けつつ、使い切る力」と捉え、その
単語力は、およそ500語程度の基本語力と、その他の拡張語力に分けられる
というスタンスをとってる。

そして、その基本語の説明は、前著同様、各単語のコアイメージを左のページ
で提示し、例文で基本語のコアがどのように働いているのかが右のページで
解説されている。これが本書のメインとなる。
基本語といっても、「使い分けつつ、使い切る」ためには、実は難しい単語
ばかりであると言っていいだろう。

拡張語力については、ネットワーキングによって学ぶ方法が提唱されている。
だいたい何語が拡張語として必要か、ネットワーキングの方法にはどのような
ものがあるかについて等が本書の最後に提示されている構成になっている。

コアで単語を捉えることで、実際に使いわけながら、有効に使える段階まで
引き上げ、本書でも述べられているように、多読のような"exposure"だけで
語彙学習が進むのではなく、意識的な学習が求めらる、という著者の考え方
は説得性があるものである。
イラストを使い、見た目は易しく見えるが、単語を「使い分けつつ、使いきる」
レベルまで求められているので、実は難易度が高い本である。
やはり分かりやすく、 ★★★★☆
第一弾に引けを取らない。

簡単な単語ばかりだが、意味の幅が広い単語を、会話だけでなく「読み書き聞く」で使われやすいという観点からも、
うまく選んであると思う。また、単語の増やし方・多義語の訳の広げ方についても、他の本にまず書いていないと思われることも方法論として多数説明してあるため、それだけでも価値がある。
そうした方法は、パート1にも記載されているが、それにも踏み込みつつ新たな説明を加え、より体系的に先生の理論が把握できるようになっている。

基本的な、いわゆる多義語が多数収録されてあり、私はほとんどの単語のいろいろな意味を知っていたため、1日で名詞編まで(約半分)進んだ。1つの単語に1・2個の意味しか知らないという人は時間がかかるかもしれないが、とにかく読むだけでもいいから、さらっとでもいいから、期間を集中させて読むといいと思います。

全体的には、第一弾をやっていない人への配慮が見られます。本編以外の、はしがき部・巻末部・編末のコア説明がそれにあたります。パート1をやっている人は、各編の末にある〜コア説明の概略〜で、うまくこのパート2へとつながるはずです。また、本編中にも、[ ]などを使った説明もあるので、パート1の復習にもなります。ただ、中学高校の読解文法は、一通り頭に入れていないと(私もやり直しました)、例語句・例文を読む際に、単語の1つ1つの日本語訳を適当につなげて挫折、ということにもなりかねません。細かい文法ではなく、一文を読むことからから長文を読むことにわたるまで、文章を読むのに必要な読解文法を先に身に付けるか、あるいは同時にやるといいと思います。

ただ、特に本編以外において、理解に苦しむ人も出てくると思います。
それは、第一弾など田中先生の他の著書をやっていないと、ピンとこない部分もあるということです。そういう意味でも第一弾は不可欠です。p。183に<チャンク>がでてくるので、『文法がわかれば英語はわかる』、p。184に単語の意味展開による方法があるので、『話せる英単語ネットワーク』も活用するといいと思います。

ただ、辞書の『E-Gate』に関しては、7年たっていることもあり、改訂したほうが、いえ、して下さい。
コアが、イメ単には出ているがE−GATEには出ていない単語が結構あるのです。
右脳と左脳を両方使ったほうが覚えるのが早いということからも、イメージイラストを大幅に増やし、というかコアのあるものにはすべてイラストをつけて、イメージイラストはもちろんイメ単のイラストレーターさんのもので。

E−GATEは素晴らしい!!

だからこそ、さらにパワーアップさせて、驚くべき辞書にしてほしいのです。

以下にその提案を書きました。田中先生、どうか読んでください。

1.まず、和英を削るか、紙質を薄くするか、ページ数を増やす。⇒加筆スペースの確保

2.コア数を、必要数まですべて記載。すべてイラスト(イメ単のコアイメージイラストと同じイラストレーターのもの)付き。

3.意味展開の解説を充実させる。
   コア表示のある単語はより分かりやすく、コアからの意味展開が思考回路の中でよりつながりやすいような説明を、加筆修正する。また、例えば「term」は、意味項目ごとにその最初に「〜の枠」と、理解記憶を助ける意味展開ミニ解説があるが、ない単語がほとんどなので、それを必要分すべて入れて欲しい。要するに、イメ単風の解説をすべての単語に付けて欲しい、という感じです。

4.発音の法則を、巻末に入れる。例外をもちろん踏まえたうえで。

5。すべての意味に、例文を入れる。
   これはページ数を考えるとざっと500ページ位足す必要があるのだろうか?(適当な私の推測)
   いわゆる難単語ほど例文が欲しいのに、ない。 簡単な熟語にもない場合が。
   熟語は、一つの熟語に意味が沢山ある場合、重要な意味なのにその意味は例文がないなど。
   生きた例文の〜完璧な〜充実度こそ辞書の醍醐味ではないでしょうか。
   一般的に英語の問題集には、例文が沢山・例文だらけなのに、一般的に辞書とゆうものはかなり不   十分。よくあることではないでしょうか。そのため、複数の辞書を調べ時間食う体力の消耗や   る気が落ちる。よく   あることなのでは。まあ、最近はどの辞書も例文が増えてはきたが。

6.たのしくて印象に残りやすい例文に、多少入れ替える。    

7.実は代表的な意味を並列してある色地の枠の右側が空いている加筆スペースの確保多義語の各意味  の間をつなげる解説を入れる。(『ライトハウス』のような)


以上です。ごめんなさい、この本の批評とは直接関係ないことが長くなりました。要するに、E−GATEを一緒に使うと効果的でおススメってことです。同じ著者の本だし。

おそらくこの本は、「はじめに」「おわりに」とあることからも、この2巻で完結だと思います。
「あとは皆さんの応用・努力に期待します」といった感じがします。

やっとですが、Review(批評)としては、欲を出したら色々出て来て、人によっては解説が物足りなくていまいちすっきり理解できなかったり(私も部分的にそう感じる箇所もありますが、スラスラ読んでると気が付きにくいかも。例えば「subject」の主題)、また、日本語訳の幅が広く、結構厄介な「trouble」が載ってなかったり、この2巻には、1巻にある巻末例文集がなかったり(1巻よりページ数自体が少なくなったから、入れられたのでは?1巻の復習にもなるような例文をつくって。)、あとexercise bookも文法版みたいに出してほしいですね。 それでも、1巻がいいと感じた人は買いで、E-Gateを持ってる人も特に拡張語の増やし方について20ページも書かれてありお薦めです!

余談ですが、『フォーミュラ1400』(安河内哲也先生の中学レベル単語集の改訂版)はついに全見出し語イラスト付きとなりました。
いよいよ単語集もイラスト・イメージも活用する時代になったと言えるでしょう。
逆に、『E-Gate』の第2版が楽しみになってきました!

わたしはこれからも田中先生の動向を楽しみにします。