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坂道 1

価格: ¥0
カテゴリ: Kindle版
ブランド: 石川雄一
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 この二巻に別れた電子書籍の小説を読もうとされる方の多くはご存知かと思いますが、この四駆小説とでも言うべき作品は四輪駆動専門月刊誌「フォーバイフォーマガジン」に赤星進氏が1980年代中頃に寄稿されたものです。当時はいすゞ・ビッグホーンや三菱パジェロに代表される新世代のオフロード四駆が販売され四駆ブームの初期といった時代でした。それと共にオフロード・ショップと呼ばれるお店が全国的に増えてきました。そんな時代背景の中で赤星氏は旧き善きジーパーの時代が去りつつあることへの郷愁と過熱しつつあったブームへの批判を描いています。そんな時代の連載小説ですので内容の一部には古さを感じますが人生における道楽についての思いには共感を覚えます。同時に近年オフローダーになられた方にはピンとこない面も多々あるかと思います。いずれにしても一部のオフローダーにしか読まれないだろうと思われる内容です。そのために紙の単行本にしようと言う企画は過去にありましたが成立しませんでした。そこで私が出版している電子書籍という形でのローコストな方法をとると言うことで著者の許諾を得て出版となりました。デジタル化にあたっては当時のテキスト・ファイルが無いものもあり困難が伴いました。十分な推敲はいたしましたが、このような時代背景の違いとデジタル化での見落としにより多少読みにくい部分もあるかと思いますがご容赦いただければ幸いです。本文はオリジナルを基本としていますが表現をわかりやすくするための変更は少し行なわれています。文字数は坂道1、坂道2共に約59,000文字で挿絵はそれぞれ10点ほどです。

4x4 MAGAZINE(フォーバイフォーマガジン, 4x4マガジン)は、1977年7月に創刊され、2010年に印刷物としては休刊し現在は電子書籍となっている四輪駆動車専門月刊誌。 紙の専門誌としては399号の月刊誌の他に多くの別冊と単行本そしてビデオが発売された。制作したのは東京都のフォーバイフォーマガジン社で販売も同社。創刊からしばらくは書店を通じた一般販売はされずに年間購読予約と販売代理店のみで販売された。販売店の多くはオフロードショップであったが個人の場合もあった。いわゆる四駆ブームの前に創刊されたことからブームに対してのオピニオンリーダー的な存在であった。創刊に携わったのは主に日本四輪駆動車倶楽部の会員であった。当時の会長であった矢島幸男が発行人となり、当時事務局長であった石川雄一が制作していた会報の延長でもあった。日本の自動車関係の刊行物としては異例な全く独立した組織による出版であった。日本だけではなくアメリカ以外では始めての四駆専門誌であった。執筆も既存の評論家に人材がいないことから石川雄一を始めとして四駆のマニアによるものであった。内容はマニアックでありユーザー側の視点で制作された。創刊号はB5判モノクロであったが2号からはA4判となった。後に株式会社フォーバイフォーマガジン社となり現在に至る。(Wikipediaより転載)


 CCV(クロスカントリービークル)関連の電子書籍は主にメカニズムがユニークなオフロード四駆について解説した資料性のある本と車全般についてのエッセイに類する本です。いずれもベースとなっているのは1990年から2008年にかけて出版された四輪駆動専門季刊誌CCVです。四駆の愛好家と言っても様々ですが私が興味があるのは機能を重視している反面装飾性の少ない四駆です。よって、あまり車の構造やオフロード走行に関心が無い方には偏った内容で面白くないかも知れません。amazon.co.jpで「石川雄一」を検索し著者ページをご覧になってください。あるいはWikipediaにも「CCV」という項目がありますので検索してみてください。 CCVは1冊1800~2000円という価格でしたが自動車専門誌としては異例にも広告掲載料に依存しない姿勢でした。ですから内容は正確であり実際にオフロードで走らせての内容でしたので読者さんには支持されました。筆者はもともと物書きなどではなく機械好き・オフロード好きから間違って出版・執筆を始めてしまい、それを30年以上やって来ました。内容は正確だと自負していますが美文を書くのは極めて不得意です。また自分の考えを通すために商売としての出版は下手でしたのでアチコチに気を遣った内容にはなっていません。本来正しい事を伝えるべき出版が拝金主義やビジュアル優先で歪んでしまうのは根本的に間違いだと思っています。
 電子化では本の体裁もいろいろと試しましたが電子書籍では読者さんが読むのに使う機材がスマートフォンからタブレットPCと様々なので凝ったレイアウトをやっても無駄だと判断して文章と画像を並べただけのプレーンなものにしました。表紙も店頭で目立たせる必要も無いのでこれでいいかと思います。文字や写真も拡大・縮小が可能なフォーマットにはしてあります。
 CCVのバックナンバーは弊社で在庫して通信販売を行っています。しかしCCV15以前は絶版ですし残っている号も少なくなっています。 弊社の在庫に対してのお問い合わせの多くは特定の四駆にご興味があって、その記事を求められる方です。専門誌1冊丸々が欲しいのではなく1件の記事だけの需要です。しかし、その記事だけをコピーして郵送することは版元であった大日本絵画さんの著作権の侵害になります。そこで記事を電子化しながら再編集してご提供させていただこうと思いました。過去の記事がベースのものは文章を現時点に合うように最小限の書き換えも行っています。写真もオリジナルがフィルムであったものをデジタル化したものもありますがCCVの記事ではモノクロだったものがカラーになっているものもあります。ということで私たちのように狭小な分野の情報を頒布させていただくには電子化しか方法はありません。このことから価格は低めに設定しています。ご興味を持たれた方はどうぞお読みください。また紹介する四駆の中には古いもの、軍用などで一般的ではないものもあり日本ではあまり知られていないものもあります。そのような紙の出版では扱われる可能性の低い車両についての情報を廉価かつ継続的に提供するのはこの分野の車両の産業機械としての文化を将来に向けて継承させるために意義あることではないかと思っています。