短編集。表題作ほか３編。
男絵で筋肉系ですが、少年漫画風というかアメリカンコミック風味というか、明るい絵柄で、それほどとっつきにくい感じはありませんでした。しかし基本マッチョ受なので、必要ない人には　全く　関係ない世界かも。筋肉観賞、オヤジ萌えなどにピクリとする方にはお薦め。

「ビスポーク」は仕立屋さん×ヤクザの話。この仕立屋さんがまた、物腰柔らかく優しい顔してるくせになんだかすごいわ。好きです。
「ビスポーク」の二人がちょこっと出る、刺青師と警官のお話「文身慕情恋寝刃」も結末が気になる終わり方でいい感じ。
１話ごとに解説があったり、おまけ４コマとか、自分の漫画のミニパロとか、100の質問とか、カバー裏の着せ替えグラビアとか、まあとにかく隅々まで色々詰め込まれており、こんなにサービス満点の本って初めてでした。

　「筋肉男」シリーズで名高い著者（編者）が今度は「ビスポーク」をプレゼント！　オトコはやっぱりバルク、ディフィニションともに美しくも逞しい筋肉の見事な肉体をもっていたいもの。本書を見た人は皆な、そのように感じるに相違ありません。セクシーですよ。とにかく。