う〜ん
★★★☆☆
いろいろな説とか情報をもとに著者自身がかなり現実的に考察してかかれていたのだけど、私は「ちょっと自分は気づいた」みたいなのを感じてしまったのがちょっと…
失礼な作家だ
★☆☆☆☆
全体的にひどい。有力な説をそっちのけで自分に都合の良い説を掃き溜めから引っ張りだしてきている。それと文章がどうしてとげとげしいのだろうか?P43「信心深い人間は、往々にして思い込みの強い人間である」と書いている。敬虔な信仰心を持った人に対して侵害である。ひどいものだ。P124「私のように、真実のジャンヌを知りたいなどと思うヘソマガリは、あまりいないのにちがいない」だそうだ、「著者が真実のジャンヌをヘソマガリに解釈したいと思っているのまちがいだろう。」と言いたい。とにかくひどいので買わないほうがいいでしょう。
星一つは、写真の評価である。
ジャンヌダルクについては、高山一彦氏が良いでしょう。オルレアン市のジャンヌダルク研究センター設立時の名誉委員であり、小説やエッセイではなく憶測抜きで当時の記録を頼りに事実を書いている。その結果での高山氏見解は非常に興味深く感動するものがある。
ジャンヌ・ダルクとはどんな女性だった?謎多い生涯
★★★★☆
ジャンヌ・ダルクというと名前はとても有名だと思う。
でも何をした女性かと問われると意外と知らないことが多い。
場所はフランス、頃は1400年の時代である。
フランスには2人の国王がいた、真実の国王となる人は
ある街ごと包囲されてしまっていた。
名前すら諸説あって今なお結論の出ないジャンヌという
田舎の村の少女が、神の声を聞き、自ら剣を取り、
その真実の国王となる人に王冠を戴くための戦いに参加する。
戦いには勝ったが、敵もつくったジャンヌは捕らわれて
最後には19歳で火あぶりの刑にされてしまうのだ。
著者は直接、ジャンヌの出身のドンレミ村を訪れたりしている。
写真(絵画などもある)の点数は68点にのぼり興味深い。
ジャンヌゆかりの地や、後世、ジャンヌを無罪とする裁判が行われ
聖者の一人としてヴァチカンが認めると、ジャンヌの像も
あちこちに建てられたらしく、幾つかの像も載っている。
この本では、なぜ2人の国王が誕生したのか、
ジャンヌの生まれ、男装までして剣を取り戦闘したジャンヌ、
そして、真の国王を救い戴冠までに導いたにも関わらず
なぜ裁判にかけられ、有罪となって火あぶりの刑になったのか、
が書かれている。物語調で進むので飽きがこなかった。
文庫本で230ページちょっとで、写真も豊富で
よくまとめられている本だが、文中に「17歳といえば、
渋谷あたりを流しているネーチャンと変わらない年齢」という
一部(読む人によっては?)不適切と思われる表現も
あるところが少しばかり残念な気がする。