主観が入り過ぎです
★☆☆☆☆
コルデについては
「こんな思い込みの激しい人格障害者の起こした事件の巻き添えになった人は気の毒」
「彼女の信奉者は人を見る目がない」という論調に終始しています。
他の方も書かれているように全体的に主観が入りすぎているので
歴史上の人物に対する評論を読みたい方にはお勧めしますが
そうでない方にはあまりお勧めできません。
面白かった。
★★★★★
あんまり日本ではメジャーでないと思ってた二人ですが、
こんなにドラマチックな方々だったんですね。
歴史エッセイなので、先生の主観がずいぶん入るのですが、
それも歴史の可能性の一部として、ドラマ・フィクションとして読むと楽しめます。
シャルロット・コルデーに対する批評は、かなり辛口だったので、先生の好き嫌いもあると思います。改めて調べてみたくなりました。
がっかり
★☆☆☆☆
『天使と呼ばれた悪女-シャルロッ』と『聖母と呼ばれた悪女-テレジア』についての悪女?振りが描かれています。しかし、なかなか先に読み進む気にはなれません。何故か・・・作者の脱線話が多すぎるからです。「私はこう思う」「私はこう想像する」など随所に作者の感想や自慢話が述べられ、なかなか主人公とされている女性の人となりに近づけない。純粋にこの主人公の人生を知りたいと思っても、少し進んでは脱線の繰り返しという印象をぬぐいきれません。