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皇帝ナポレオン〈上〉 (角川文庫)

価格: ¥1
カテゴリ: 文庫
ブランド: 角川書店
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評価が難しい ★★★★☆
ナポレオンを主人公にした読み物は多くあり、ナポレオン礼賛か、非ナポレオン側から見た打倒暴君ものかどちらかが多いように思われる。
しかしこの作品は、各章がナポレオンに関わった第三者の視点でナポレオンをどう見るかという書き方であり、その点は非常に面白かった。

ただ、残念なのはナポレオンに手を出す作家の多くに言えることだが、最後までそのエネルギーが持続されず、後半は中身が薄くなり、とりあえず事件の羅列に終始しているように思った。

このような作品は新聞連載などではなく。
書き下ろしで納得いくまで、構成を考え、書かれたほうがよかったかな。

ナポレオン狂にとってはよいが ★★★★☆
本作品は産経新聞に連載された『ナポレオンの夜』を纏めたものです。連載が終わった今振り返れば、ナポレオンが無名から這い上がった経緯やエジプト遠征の動機、ロシア戦役の惨憺たる有様、ワーテルローの敗戦を悟った時のナポレオンの様子等が強く印象に残っています。残念なのはスペイン戦役について一切触れられていないという点です。また戦闘の経緯を説明する文章はあっても、それに対応した図が載っていないため地名云々や右翼がどうした左翼がああしたなどと言われても戦場の様子が全く掴めませんでした。ナポレオンの戦術・戦略が知りたいという人には本作品はお勧めできません。