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空港にて (文春文庫)

価格: ¥450
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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素晴らしい書き手なのに・・・。 ★★★☆☆
今まで、著者の長編小説とエッセイはある程度面白いと思うことがあったが、短編小説に関しては正直なところ殆ど評価をしていなかった。
この短編集を読んだあとも、その評価に変わりはない。
短編の名手と呼ばれる他の作家と比べて、あまりにもどうでもいいディテールにこだわりすぎて、結果、伝えたいことが分かりづらくなっている。というより、伝えることが殆どなく、描写能力に逃げている気もするが。表現におぼれていて、そのメッセージが薄れている。一作品ずつ読み終えるごとに、「だから何?」といちいち突っ込みを入れている自分がいた。
著者の長編小説との作品としてのレベルの差に驚いた。
結局、著者の日本嫌いを露呈しているだけの作品としか思えない。
ただ、最後の『空港にて』に関しては、唯一、素晴らしい作品だと感じた。著者自身が述べているように、今までの著者の短編小説の中では間違いなくダントツの秀作だと思う。これぐらいのレベルの作品を集めた短編集を出してもらえれば、今後の短編集にも期待を持てると思う。
感性 ★★★☆☆
日常的ないろいろな場面から作者らしい感性が見られました。人はちょっとしたことでも気付かないことや、人に傷つけられたり、感動したりするもの。居酒屋やコンビニ、公園なんかでもさまざまなことを発見できるのもだなと思いました。龍さんのアンテナの鋭さに驚きです。
これは実験的小説なのか ★★☆☆☆
ずばり 不完全燃焼!つまらなくはない。しかしさほど面白くもない。読み終わった後、内容を全て忘れてしまったかのような不充実感。これが狙いか!
インザミソスープの1/10位。
資本主義国家ニホン ★★★★★
コンビニ、居酒屋、カラオケ、空港、駅前、公園、パチンコ。日本。
いままで村上龍さんの本はいくつか読んだ。でも、今思うとその動機はネームバリューだった。お金なく、社会的立場もない者の僕からすると、この人は外から日本を見ているんだ、という気持ちがあったのではないかと思う。
しかし、この人(小説)はきちんと内から見ている。見れる人だったんだ。もしかしたら前に読んだ小説を理解するには自分の何かが足りないのかもしれないと思い出してきたぞ。
龍さん!この日本の腐ったシステムぶっ壊して。少しでも良いから。
人それぞれ ★★★☆☆
人それぞれだよ。と言うのは楽だけど、そこで思考停止しない村上龍の想いが顕れていると思った。

空港にてが一番分かりやすかった。
色々な形で救われる人間が居る。

男にはロマンチシズムがあり
女にはリアリズムがある。
相互的に関係を高められるような関係は理想だと思える。