本書は、個別受注生産を題材にして製番管理を論じている。実は個別受注生産を主題にした生産管理の本も存在しない。このあたりは、今後追求していく必要があるだろう。個人的には、個別受注生産よりも、繰り返し生産の場合におけるMRPとの違いや使い分けについても書いて欲しかったと思う。
今後は製番管理や個別受注生産について、さらに追求していく必要があるだろう。
もうお年であるが、これからも生き生きと活躍していただきたいと思う。
実際は多種少量生産で、設計変更は日常的に発生します。そのためシステムの前提になっているデータベースの整備は、慢性的に遅れます。しかしその完成を待っていては納期に遅れるので、現場ではやむを得ず例外処理などで適当に処理しています。この仕事には泣かされます。
「製番管理」はこの問題を明快に指摘しています。そして抜本的な解決策を提案しています。同じ悩みを持つ同業の方々に、ぜひ一読をお勧めします。