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櫻の園 白泉社文庫

価格: ¥580
カテゴリ: 文庫
ブランド: 白泉社
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:吉田秋生/著 出版社名:白泉社 シリーズ名:白泉社文庫 発行年月:1994年12月 関連キーワード:サクラ ノ ソノ ハクセンシヤ ブンコ さくら の その はくせんしや ぶんこ、 ハクセンシヤ ハクセンシヤ 7020 はくせんしや はくせんしや 7020、 ハクセンシヤ ハクセンシヤ 7020 はくせんしや はくせんしや 7020 丘の上の女子高校、桜華学園。春の創立祭で、チェーホフの“櫻の園”を演じる演劇部員たち。思春期の乙女たちのほのかな心情をセンシティブに綴る必読の連作短編集!
たびたび読み返したくなる作品 ★★★★★
吉田秋生の作品が大好きだ。「カリフォルニア物語」とか「河よりも長くゆるやかに」等、初期の作品が特にお気に入りだ。
で、この「櫻の園」であるが、自分も女子高出身だったため、余計に思い入れが強い作品だ。10代の頃にしか感じられない繊細な心模様を、吉田秋生は非常に上手に表現していると思う。吉田秋生のどの作品でもそうだけど、心の中をそっとくすぐるような表現が多々あって涙が出てしまうことが多い。
第一話の「花冷え」での、姉との会話。。。泣きます。ほんと。最終章の「花嵐」でも涙が止まらなかった。自分の中の思春期を思い出させてくれる作品で、ときおり中毒のように読みたくなる作品です。
胸に染みこんでくるような傑作。 ★★★★★
20年以上前の作品なので、今読むと、当然古いところはある。
小説やなんかと違って、マンガの場合、絵の古さというのもあるから、そういう意味でもダイレクトに古さは感じられる。
少女マンガはその時代の感覚を敏感に反映するものだと思うから、余計にそうかもしれない。

それも含めて、名作だと思う。

我々の感じる本当のことって、何も誰もがわかるような普遍的なことばかりじゃなくて、それよりもむしろ、ある時代の、ある年代の、ある境遇でしか感じられない、そういうことの方が、本当に真実として胸に響くものなのかもしれない。
そういうのは、本当に数限りなく、突き詰めて言えば、すべての人に、それぞれの真実があるのかもしれないけど・・・。

それをそのままの形ですくい取ることができている作品ならば、何故だかそれは、誰もが心を動かすものになってしまうのだと思う。

実際、女子高の雰囲気なんて知るわけもない自分にとっても、この作品は、かけがえのない大切な作品になってますから。

時代の流れを変えるわけでもなく、人の生死を左右するわけでもない、ただ少女たちの心の揺れ動く様を描いた作品。
それが何よりも意味のあるものでありうるということを、静かに、しかし高らかに謳う傑作です。
女子高生必読 ★★★★★
櫻に囲まれた古風な女子校の少女達の連作マンガ。
櫻が咲く頃、それは別れと出会いの時期であり、
一つ大人になる、胸騒がしい時期でもある。
そんな季節に、櫻の園を演じる演劇部の少女達は
それぞれに、それぞれの痛みを抱え、すれ違いながら重なり合う。
そんなお話です。

名作はいつ読んでも良いものです。
10代の頃は石器時代位遥かに遠く思える私ですが、
久々に読んで、やっぱりいいなあとしみじみしました。
でもその一方で、この作品との出会いが女子高校時代であったことを
とてもうれしく思う。
そういう意味では、今高校生の人には、
是非、大人になる前に読んでおいてもらいたいなあ、とも思います。
やっぱり出会うタイミングって大事だから。
(それを逃した損失の大きさは、後になってしか気づけないので、
 ちょっとおせっかいコメントしてみました。)

私が10代だった頃でさえ、
すでにこの作品のある部分は古びていましたが(舞台は80年代)、
その一方で、ここに描かれる含羞や胸の痛みはどこまでも普遍的。
この作者さんはカリフォルニア物語やBANANAFISHなどの米国を舞台にした作品が有名だけど
ごく普通の人たちの物語、(特に鎌倉を舞台としたもの)もすごく魅力的だと思います。
好きで好きでたまらなかった人がいた ★★★★★
手持ちは文庫化される以前のものであるが、読み返しては手放せず、今に至る。10代が遠くなっても、胸に深く響く傑作。
好きで好きでたまらなくて、ままならなくて、切なくて。満開の桜を冠にいただく、夫を持たない王女たちの国。
我が身が女であることを思い知らされる頃。恋が思うだけのものから、生身に切迫するようになる頃。
私に触れずに過ぎた男たちが優しかったと思いを馳せるなど、ものの見方に随分と驚かされた。
時世の違いができてしまったが、世俗から切り離されたかのような女子校の、どこか浮世離れしたことを許される空気を味わうと、作品の古びることない魅力を感じる。
傑作です。 ★★★★★
描く作品すべてが傑作になってしまう作者ですが、
その中でも静かな珠玉の傑作です。

恋のような恋ではない、すぐに過ぎ去ってしまうひとときを、
ていねいに静かに描いてます。
アクションを女性ながらハードに描かれる方が、
まったく違う視点からこんなにきれいな作品を作られることが
もう奇跡のようです。

女性なら一度は感じる一瞬の気持ちが、これを読むとリピートされます。