人それぞれ好みの音が違う。
★★☆☆☆
この方を、「音のプロが選んだジャンル別ヘッドホン」の記事を見て、どんな事
を書いているのか知りたくなり、「オーディオの作法」よりも、こちらの方が
読みやすいと思って購入しました。
気になったのが、光デジタルケーブルの事についてです。
当方、AmazonオリジナルのTOS-LINKを購入し、アンプや、
ヘッドホンシステムに接続しています。しかし、本の内容
だと 「同軸ケーブル(SPDIF)の方が圧倒的に音が良い」
と記載されていますが、全く信憑性に欠けています。
当方、試しに SPDIFのケーブルに変えてみたところ、
音が良くなるどころか、音が高音寄り過ぎるし、スカスカ
だし、低音も無い。何を根拠に、低音が出ないなどと言って
いるのかこの方の耳を疑います。繋いでいるAVアンプが
悪いのか、TOS-LINKとの相性や、不良品だったのか・・・。
安いTOS-LINKを使っていたのか・・・。色々と考えてしまい
ます。
この方に言いたいです。TOS-LINKケーブルを一度使って
みて下さい。音が激変します。もし、音が変わらなかったら
AVアンプが悪いのでしょうね。高いアンプを使っても
いい音が出るとは限りませんし、部屋が汚いほうが
スピーカーの音が良くなるというのも信憑性に欠けます。
部屋が汚いと、運気も悪くなります。(風水学)
こういう人もいるんだなぁ〜くらいの参考意見として
軽く読む本だと思いました。この方の言っていることを
信じすぎるとお金を無駄遣いしそうでなりません。
(実際に、SPDIFケーブル注文済みです。他の店で)
音が良いと思うのは、その人がその音が好きかどうかです。
赤白のケーブルを使っている人も、デジタルより好きって
思う方もおられます。高いアンプ、高いスピーカー、
高いヘッドホン・・・。高いからといって良いものとは
限らない。安くても良いものは良い です。
気軽に試せる高音質へのこだわりが参考になる
★★★★☆
再度オーディオに凝ってみようと思い起こさせる本。基本中の基本が網羅されているが、単なるステレオに限らず、5.1チャンネルオーディオやiPodを高音質で楽しむ方法も指南していて、気軽に実行できる工夫が紹介されているところは良い。たとえば、買ってきたばかりのCDを水洗いすることなど。
恥ずかしながら、この本を読んで初めてオーバーサンプリングの高音質の原理が理解できた。
音楽が好きな人は読んでみて
★★★★☆
これからオーディオを始めようという人やその趣味を再始動される人などには最適だと思う。そもそも本書を書かれた動機がそのような世代というかそういう層を意識して書かれたこともあって、オーディオの歴史についても疲れない程度の文章量で構成されているし、もっといい音(自然な音)で聴くためのノウハウもぎっしり詰まっている。また音が良くなる裏技なども紹介されているのがいい。
iPodを代表格としてデジタルオーディオプレーヤーについても章をもうけてあり、iPodユーザーでもある著者ならではの視点で書かれた文章は読んでもためになる。ホームオーディオよりもポータブルプレーヤー主体の音楽生活を送っている人でも参考になるのでは。
ホームシアターについてもiPod同様に章をもうけてあり、オーディオの基本である2chステレオができれば5.1chサラウンドへのステップアップも少しの投資で出来るし、ピュアオーディオを犠牲にしないでホームシアターも楽しむためにはスクリーンとプロジェクターの組み合わせが良いなど、より実践的な提案がされていて音と映像の両方を追求する楽しみも提案している。
音楽が好きな人には是非、読んでもらえればと思うしそのことをきっかけにして毎日の音楽生活がいままで以上に充実したら、それはすごく素晴らしいことだと思う。
楽しんで書いているようなのだが…。
★★★★☆
オーディオ・ビジュアル評論家として名高い麻倉怜士氏による、昔オーディオをやっていたがずっとそれから遠ざかってしまった人たちに現在のオーディオに再入門するためのノウハウを…というコンセプトの本、のはずだが現在のオーディオ事情全般と著者がすすめるオーディオシステムについての本、といった感じの内容になっている気がする。品質は確かに素晴らしいがかなり高価なものを何気なく自分のおすすめと語っていたりして、一般のお父さん方にとってはこれでもまだちょっと難しい内容ではないかな…、と思ってしまう。また、一般人には難解なオーディオ用語があまり詳しい説明なく用いられているのもわかってもらえるかしら。「HiVi」と「Stereo」を毎月購読している自分は楽しく読ませてもらったが…。一般人の方、以下の用語、意味わかります?
リニアPCM、リファレンス、ローパスフィルター、MP3、オープンエアー型、デジタルインターフェイス、ユニバーサル・プレーヤー、音場空間、解像度指向、フルHD、プリアウト端子…。
なお、簡単にできるCDの音を良くする方法やマルチチャンネル収録のおすすめソフトの紹介もある。前者はマニアでも意外に知らないことが多いし、後者は5.1chのシステムを持っている人には要チェックの内容だろう。