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蜘蛛の巣 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

価格: ¥588
カテゴリ: 文庫
ブランド: 早川書房
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油断は禁物 ★★★★☆
ちょっと展開が突如変わったり
意外な面から思わぬ事実が露呈したりと
変化が大きい作品です。

なので、変化についていけないと
すごく違和感を感じてしまうかもしれません。

きっと驚くのは
死体が突如として消えてしまったり
身近にいる人が実はとんでもない秘密を
抱えていたり…というのがざらにあること。

そして犯人もむろん…
驚かれることでしょう。
戯曲は ★★★★★
戯曲は、自分で演じるか、演劇の裏方として関与しているときでないと、ピンと来ないことが多い。

アガサクリスティの作品も、映画などで見た作品は、戯曲を読んでも理解できるし、映像を思い浮かべることができる。
でも、映画も舞台も見たことがない作品では、自分たちでやろうと思わない限り、つまらない。

本作品も、そう思って読み終わったら、解説で似たようなことが書かれていた。

作品を演じてみると、なにげないト書きに、伏線があったり、
演じてみると、楽しい舞台にすることができる。

俳優や監督の解釈と、主張により、楽しいものにすることができる。

であれば、この戯曲も、自分の人生に照らして、あるいは、
自分が今演じている生活に照らして呼んでみたらどうだろう。

義理の子供とはいえ、子供を守ろうとする義母。
名づけ子を守ろうとする叔父。
2人の視点で読み直すのもよい。

家つきの庭師。
ある家の秘書。
この2人の視点で読み直すのもよい。

判事と執事の立場での読み直しはうまくできなかった。

ヘンリーとオリバーの立場での読み直しもあまりうまくはできなかった。

ピパの立場での読み直しは簡単に済んでしまったが、
もう一ひねり違った読み方ができるかもしれないと感じた。

3つの読み方をしてみると、どう演じればよいかが想像できてきた。

なんとか、全員の立場での読み直しはしたので、どこかで舞台に上げたいと思う。
あるいは、舞台をしなくても、読み合わせだけでもよいかもしれない。
それぞれの配役の感想を聞いてみるのもよいかもしれない。

ps.
フレンチウィンドウという表記は、翻訳によってはフランス窓と訳しているものもある。シリーズで、訳語の統一はしていないのだろうか。