内容は....ある女がどのように魔女にならざるを得なかったのかという上巻と有名な魔女狩り事件を丹念に紹介していく下巻。-絵による世界文化史-創元社『魔女狩り』ジャン・ミシュレ・サルマンの紹介文はこうなっています。「ロマン主義による妖術への再評価が試みられたが、この流れはミシュレ抜き には語ることが出来ない。彼は魔女を、社会の圧制に反逆する女の原型として描き出した。もはや今日の歴史家でこのような説を唱える者はいないであろう。それにもかかわらず、この「幻視者」の文章は、今もなお、迫力と喚起力を持ち続けている。」そのままです。
まあとにかく読み進むのが苦労する本でした。小説ではないことが大きな理由になりますが、私の頭では字面を追うのが精一杯。理解が追いつかないと言うのが正直なところ。小難しい論文でもないのに、一度に 50ページすすめるのがせいぜい。何とか読了できてとても嬉しい。が、苦労するだけの内容であったと思います。
海外小説『魔女の鉄槌』の作者・主人公はこれを読むと少し昔の男性インテリからの視点としてこんなものもあったのだと言うことで、救われるのではないかな?