インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

泣かない子供 (角川文庫)

価格: ¥500
カテゴリ: 文庫
ブランド: 角川書店
Amazon.co.jpで確認
恋愛のこと、家族のこと ★★★★☆
あとがきに足かけ8年のエッセイとあるから・・・
計算すると江國さん24歳から32歳までのころのエッセイです。

恋愛観や、家族のこと、江國さんがこの頃どんなことを考えていたのか
素直に読めました。

エッセイの中で「くちい」といったら、言い方が古いと言われた、とありました。
先日、私が「しゃかりき」と言ったら、周りから古いと言われたので、思わず読んでいて
笑ってしまいました。
お気に入りです ★★★★★
このエッセイを読む限りでは、
江國さんは、素敵な人や大好きなものに囲まれているようで、
羨ましい、そう思いました。

また、彼女が描く物語の主人公たちは、彼女自身なのだと、
改めて気づかされるような箇所が多々あります。
特に私は、彼女のお父さんの話や妹の話、それに「ラルフへ」が気に入って、
何度も読み返してみました。

自分のことやその身の回りのことを、
あんな風に透き通らせながら書けるって、
とても素敵なことのように思います。
彼女のエッセイ集は、まだこれしか読んだことがありませんが、
書店で見つけることが出来れば、
また他のエッセイも読んでみたいと思います。

切なさが気持ちいい ★★★★☆
江國さんの文章はいつもきれいだなと思います。きれいな表現をしてくれるので、読んでるほうも心が少しきれいになれる感じ。「ラルフへ」では、不倫の恋について書かれていましたが、読んでいると、そのことばがもつ嫌な感じがなくなり、人の切なさやかなしさ、かわいらしさが感じられて、許しを得られるような気になります。江國さんの人柄がわかる日常のことが多く書かれているので1度読んで見ると、ほかの作品もより楽しめるかもしれません。
「こっくり」と「くちっ」 ★★★★★
江國 香織さんの書いた文章を初めて読んだのがこのエッセイでした。

恋愛や家族や食べ物や旅行や本の話、
全体的に綿で出来たような柔らかくて暖かい文体が印象的でした。

中身としては若干女性向かなと思うところもありましたが、
お茶を飲みながら読むには持って来いの話がぎゅうっと詰まってます。
中でもお勧めしたいのは、食べ物に関する項。

「うわぁ美味しそう!食べたい!!」というより、
大好物を口の中に入れた瞬間の「うはぁ幸せ…」という感覚が
じんわりと広がります。

エッセイというよりも、ショートムービーを見ているような
そんな本でした。

楽しく得をした気分 ★★★★★
 はらはらする話が多い世の中、この本は安心して読めて、また小さな宝物を見つけてしまったような楽しみが得られるエッセー集でした。

 江国香織さんの家族にふれたエッセーはまた楽しかったです。「愛するとか愛されるとかそれはもう、それだけで一つの憎しみなのだ。」と時々、きりっとした文章もありますが、それがまたスパイシーがあって、家族に関するエッセーとしては深みがあって面白かったです。

 また中盤の「読書日記」や江国香織さんの読後の何冊かのそれぞれの感想はさすがだな~と思わせつつ嫌味を感じない文体で、思わずそれらの本を自分もぜひいつか読んでみたい!とこのエッセー集を読んで、楽しく得した気分になりました。