若い人向け
★★☆☆☆
思いっきりドラマっぽい。
80年代を彷彿とさせる。
女との絡みが恥ずかしい。
でも「新宿鮫」って題がいい。
やっぱり面白い
★★★★★
今野敏の警察小説にはまり、昔読んだ大沢氏の警察モノが読みたくなり、本書を手に取った。
10年振りに再読したが、大沢氏の代表作だけあってやはり面白かった。
今野氏の警察小説とは違った魅力があり、それは(現在は比較的平穏であるが)歌舞伎町の猥雑さとそこで悪事を企む人々、大組織に翻弄されながらも自己の任務を全うする「新宿鮫」の存在であろう。
シリーズ化されいつの間にか何作も出ていたため、しばらく楽しめそうだ。
敬遠している方へ
★★★★★
新宿・歌舞伎町・ハードボイルド、このイメージで敬遠している方ぜひ読んで下さい。やくざ嫌いの方ぜひ読んで下さい。
顔を立てるとか、メンツとかややこしいなぁと思っている方ぜひ読んで下さい。
新宿鮫の信念を感じましょう。
平凡
★★★☆☆
『無間人形」を読んだときしょーもなかったんで、きっとこれは、私の感想を変えてくれるはず、きっとこっちはものすごく面白いのだ!だって、大沢在昌って、いかにも面白いものを書きそうな名前と顔じゃないか!と思ったのだ。今度こそはと思ったのだ。だって、とても評判良いから。
で、読み終わった感想……しょうもな。
なんでエロくないの? なんでどんでん返しがないの? なんで女がつまらないの?
なんでトリックとか「おおっ!そうだったのか!」がないの? 推理小説じゃないの?
読後満足♪
★★★★☆
国家公務員採用T種試験に合格し警察庁に入庁したキャリアだったが、
あるできごとを境に鮫島の出世の道は閉ざされる。ひとり悪に立ち向かう
鮫島・・・。そのキャラクターは充分魅力的だと思う。また、恋人の
ロックシンガー晶、上司の桃井、鑑識の籔、銃密造の天才木津など、
どのキャラクターの個性もしっかりと描かれていて、この作品をより
面白いものにしている。ストーリーも全体的にテンポがよく、伏線も
あり、しっかりと吟味されて描かれたものという印象を受ける。読んで
いて頭の中に映像が浮かぶようだった。最後まで飽きることなく、心地
よい緊張感を味わいながら読むことができた。読後感も悪くなく、満足
できる作品だった。