文学的に
★★★★★
数年前若い女の子たちがバンバン有名な文学賞を獲っていた時期がありました。皆さんもまだ記憶に残っているでしょう。
私も彼女たちの著作を数多く読みましたが、おおよそ言いたいことはこの曲と同じなのだと思います。
しかも遥かに少ない文字数でaikoは彼女たちを追い抜いていると思います。
若い芥川賞作家を一冊読むより「カブトムシ」を聴きなさい。
「愛しいから切ない」という究極の歌詞
★★★★★
言わずと知れた、aikoの名バラード。
前作『花火』に続いてスマッシュヒットとなった、4thシングル。
なんといっても、この歌詞の世界観と、洗練された表現力。
恋愛ジャンキー故か、生まれもっての才能か。
とにかく、彼女自身が常に感じている“切なさ”が、
このaikoにしか出せない雰囲気や世界を作り出しているんだろうなぁって思う。
嫌味のないヴォーカルと、ビブラートを使わない伸びのある歌声。
島田さんが贈るピアノ・アレンジに乗せて、
aikoが感じる「愛しいから切ない」という究極の歌詞が詰め込まれた、
誰が何と言おうと極上のラブ・バラード。名曲です。
カップリングの『桃色』は、2ndアルバム『桜の木の下』の6曲目にも収録。
安心して聴いていられるとにかく可愛らしいガールズ・ポップ色全開な一曲。
やっぱり「これがカップリングなの?」って感じてしまうくらいに完成度が高い。
“両想いなんだけど、片想いしてるみたい・・・”っていう、
恋してるときの漠然とした不安とか、それ故の幸せなんかが感じられるアップ・ナンバー。
『恋人』は、これまたaikoお得意の三拍子なミディアム・ナンバー。
ピアノとストリングスだけで構成されたアレンジには、かなりグッときます。
そして痛いくらいにリアルで切ない歌詞。
でも必死に前を向いていこうとする一人の女の子の姿が感じられて、
切なくも胸がスッと晴れていくような気分になる魅力を持った一曲です。
音楽に対する姿勢は?!
★★★☆☆
たぶん、マッキーとつんくと同類の人間、音楽に対する精神が同じであるような気がします。
「どんなときも」の時もそう、あの歌はけっして、楽しくうたえるものでもないし、このカブトムシだって、本当は、許せない気持ちを裏にかくして、歌っていた。生涯、忘れることがないでしょう。と歌ってしまい、返って怨みを買ったのかもしれませんが。。。
マッキーとaikoだけじゃ、ないですけどね。他にもたくさん、同じ音楽精神の人もいる。
心の醜い人間に良いメロディーを歌わせたところでただの偽善者になるだけだろうか。
あまい匂いに誘われたあたしはかぶとむし
★★★☆☆
少し背の高いあなたの耳によせたおでこ、甘いにおいに誘われたあたしはカブトムシ
キーボード奏者としての作曲家としてのaikoと歌を歌っているときの、ステージで飛び跳ねたり、回転したり、ステップを踏んでリズムを感じて、手のひらでメロディーを捉えて、ギターなどのサウンドを感じて歌うaikoは自分で書いた歌詞をひとつひとつ噛み締めて歌っているのが歌声を聴いて感じられて、メロディーをテクニックで微妙に上げ下げして、声が歌を歌うのに適しているような気がするし、音楽学校でいろいろ努力したのもわかるし、それ以上に今だに歌を歌うということに自分の生活のすべてをかけているような感じで、歌手というのはこうありたいと思わせる歌手です。
かぶとむしという昆虫とあたしが曲で交わって、熱いとか冷たいとか幸せという抽象とかぶとむしという具体が一つになって、生涯忘れることはないのである。
aikoは形容詞などの抽象と、固有名詞などの具体を歌詞で恋愛に表現できる稀有な作詞家である。
カブトムシ
★★★★★
わたしは、この曲が、とっても気にいりました!!
とくに、サビ!!!メロディー良し!歌詞も良し!
ぜひ、聞いてみてください!!!!!!!!!!!!!!