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手ごわい頭脳―アメリカン弁護士の思考法 (新潮新書)

価格: ¥714
カテゴリ: 新書
ブランド: 新潮社
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アメリカの弁護士に限らず ★★★★☆
日本の弁護士も同じだと思いました。
考え方、思考法は。
そういう意味では、法律を扱う専門家の特殊性が
改めて認識されました。
一緒じゃん、と。

タイトルで失敗している本だと思います。
論理思考とか、今はやりのビジネス本のように
普遍的な一つの思考法としての本として売り出せば
もっと話題になって売れたのではないでしょうか。

中身は、とてもよく分かりやすく法律家の思考パターンが
描かれていると思います。

事実を細かく分析し、評価し、位置づけていくやりかたなど。
アメリカの陪審員制の根底にある考え方、
懲罰的賠償の意義なども分かりやすく記述されています。
法的事実の発見 ★★★★☆
 著者がロ−スク−ルで教えているからでしょうか、新司法試験浪人としては、アメリカのロースクールでの教育方法、内容は興味深く読みました。最近の答案練習では問題の中から、法的に重要な事実を拾い出すのにこの本のことを思い出すことがあります。その点で役立っていると思います。
読みやすくおもしろい米国弁護士の法律書 ★★★★★
 アメリカン弁護士である著者が、米国の弁護士の世界や法律論について書いた本です。
 読みやすく、分かりやすい、米国の司法制度や法制度がどうなっているか簡単に知りたい人にはもってこいの本です。
 日本との法制度や司法制度の違いも簡単に触れられていて、テレビでは、センセーショナルに報道されることの多い米国の話をしっかりと解説してあったりなど役に立つ本でもあります。
 三浦事件で時効制度がないことや、マクドナルド事件での膨大な損害賠償など日本ではびっくりな制度や判決のある米国ですがこれを読むとよくわかります。
 ぜひ、一読してみてください。
アメリカの弁護士を支える思考法と技術 ★★★★★
「ロースクールの学生たちが身につけるもの、それは『弁護士の思考法』だ」。

なかなか面白かった。著者は法科大学院の教授をしている日本在住のアメリカ人で、米国の弁護士資格を持ち、奥さんに助けてもらいながらも日本語でこの本を書いたそうだ。簡潔にまとまっているが、日本人が書いたアメリカ見聞録より流石にアメリカの法律事情や背景に詳しいし、日本のことを知らないアメリカ人が書いたものとは違って両国の法曹界の違いや国民性の相違をきちんと理解して書いてある。

世界を驚かした、M社で買ったコーヒーをこぼして火傷して3億円の賠償金という裁判の意外な背景。各州と連邦に分かれた膨大な法律と複雑な裁判の制度。陪審員制度の実際のルールと実像。弁護士という職業に求められるスキルとそのための授業。弁護士事務所の経営の実態。判例主義とその利点。弁護士に対しての細かい規則とその理由。なるほど、いろいろ言われるアメリカにおける法律とは、弁護士とは、そして裁判とは、こういうものだったのかと驚かされる。

一方で、いたるところでさりげなく、日本の司法制度についても、これでいいのかと読者に考えさせる材料を提供してくれる。なかなか巧みに整理して構成してあり、時折弁護士を扱った映画の話も出てきたりして、最後まで興味深く読ませる。日本とアメリカの法律に対する認識の違いを表した「箱」と「森」の例えとその説明も印象に残った。
「法的思考」がわかる! ★★★★☆
著者はアメリカ人の弁護士で、現在日本のロースクールで教鞭をとっている。

30分や1時間以内で読みきれる本ではないものの、平易な内容でたとえば法学部
出身でなくても読むのにまったく問題はない。


アメリカン弁護士の思考法とタイトルにあるが、この思考法はアメリカ人の
弁護士に限らない。法律を学んだものであれば身につけている、法的な考え方
を紹介していて興味深い。

一般的にアメリカというと、訴訟大国であるとか、極端なことでも訴えるとか、
そういったイメージが強い。
本書でもそれらを否定するわけではないのだが、「実はそこまで極端ではない
ですよ」と言っている。

たとえばカフェでコーヒーをこぼしてしまい火傷したご婦人が、2億円の損害賠
償を勝ち取った例。
信じられない例だが、これも説明の仕方、あるいは解釈の仕方(これこそが弁護
士の思考法なのだが)によっては「一応論理的に納得できる例」だという。

なぜそうなのかは本書をお読みいただきたい。