手っ取り早く、「易」とはどういうものか、

頭の中に概念をつくってくれます。


岩波文庫の『易経』や、朝日　中国古典選の『易』など、

ちんぷんかんぷんでしたが、驚いたことに、

これを読んでからだと、書いてあることの意味が

大まかながらわかります。


一頃、「○○でもわかる」という枕詞が流行りましたが、

まさしく、「誰でもわかる易」と呼んでいい本だと思います。

偉そうに「入門書」などと書きましたが、色々本を買っているだけという言い訳を最初にしておきますが・・・・
この本はいいです。素晴らしいです。
10冊以上易の本を買っていますが、易に興味があって始めてみようかなと思った人には最適です。
僕が易に興味を持って始めた時に買ったのが二見書房「筮竹占いの秘密」で、未だにこの本を使っていますが、残念ながらもう売っていないようです（僕が買ったのが1982年ですから・・・年取ったなあ俺）。
明治書院の「現代易入門」もいいですが、やはりこの本が一番お勧めですね。
卦の解説に暖かい人柄が溢れていて読んでるだけで心のデトックスですよ。

宝くじではありませんが、占いはやってみなけりゃあたらない。練習すれば上達しますから、即購入して易を始めることを強力におすすめします。

もうちょっと版型が小さいといつでも持ち歩けるんだけどなあ・・・残念（いつもカバンに入れてるけど）。

「なんか易ってうさん臭い」そう思っていました。辻占も易者に限って格好だけ厳めしいイメージがあって、余計にそう感じていました。
しかし、この本は正解でした。易とは何か、右に行くか左に行くかそういう迷うときに、哲学的な深さをもって、道行きを暗示してくれる。易って、どうやらそういうものらしいです。
なにしろ昭和３０年代後半に書かれているので、事例に出てくる人が懐かしすぎるのが玉にきずですが、コインを使って簡単に易を出す方法が紹介されています。しかし、現代では携帯電話でネットにアクセスして、JAVAを使って簡単に易を出すサイトがありますので、出た卦の意味だけを辞書のように引いて調べる使い方ができます。
最小限の卦の意味の解説があるので、手にしたその日に即、易で占うことが可能です。いろいろ占っているうちに、何度も陰陽八象を反復して見ていると自然に基本を覚えることができます。
この本は、易のとっかかりには情報が多すぎない最適の本だと思います。（一度知ってしまうと奥が深いので「易入門」では情報が足らなくなってきて、すぐに専門書を注文してしまいましたが・・・。）

今は易占については鑑定料を頂ける身分になりましたが、３０年前に
この本で易に入門しました。平明な解説と簡単な方法紹介は易の道に
深く入るほどに卓越したものであると思い至ります。本書を手始めに
次第に「易経」に向かっていき、実践していけば必ず易を味方につける
ことができるようになります。易こそ転ばぬ先の杖です。
当時のカッパブックス版はよれよれになったので、今回新たに買い
求めた次第です。

美輪明宏さんの「霊ナァンテコワクナイヨー」を読んでいて、「気学・風水や四柱推命等にも精通しなさい」という内容の件り（くだり）があり、「易」についても学んでみようといろいろと検索して当書に出会いました。元は昭和３０年代のベストセラーだそうですが、実際に読みながら十円玉６枚を手にして占ってみると諸々の事柄・事象についてまさに「その通り」、書物の中で９０才を超えた著者が述べている「本質」が的を得た占いであることに驚愕してしまいます。
この本や「易学」が、平成のこの世の中にも再度注目されて欲しい、そんな本であると思います。是非、一読をお薦めします！

個人差はあるとは思いますが、私は、読みやすく・解かり易い本かと感じました。

読みやすかったですが、物足りなさも感じました。