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クラッシュ (角川文庫)

価格: ¥940
カテゴリ: 文庫
ブランド: 角川グループパブリッシング
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おもしろいのに長ったらしい記述が邪魔 ★★★☆☆
単純なサイバーテロではなく、
実はそれが誘発した人為的ミスという、
実に巧妙なメッセージを織り込んだおもしろい内容にもかかわらず、
どうでもいい、長ったらしい記述が多く、
ぽんぽんストーリーを読むのを邪魔している。
これが実際に起きたノンフィクションなら、
登場する人物のディテールとか背景とかは、
貴重な資料的価値を持って読者に読まれるだろうけど、
フィクションなんだから、ストーリーのおもしろさを生かした、
テンポのよさを心掛けた適度な長さにとどめてほしい。

途中あまりにかったるいのでどんどん読み飛ばしていっても
ストーリーは十分楽しめる。
書き方を再考して欲しい作家だと思う。
わるくない ★★★★☆
初版が1998年だということを考えると、筆者の先見性は素晴らしいものがあると思う。最初に犯人がわかっているという点で、展開がよめるコロンボシリーズを想像したが、この本はどんな展開になるのか想像つかない。スピード感あふれる文章と筆者の独特の切り口は見事。ただ、同じことを何回も繰り返している説明部分が散見されたところがマイナスポイント。
Cシリーズ? ★★★☆☆
この作品はCの福音シリーズに数えられてはいるが、あまりその中で何か重要な位置にあるとは思えない。が、これだけ読んでも十分理解できるし何よりおもしろい。

犯行に至るそもそもの原因がダンナの浮気だったりして、どこか火曜サスペンスな匂いがする。しかしそれが逆に「きっと才能ある人がブチキレたらこうなるんだろうな」と背筋がうすら寒くなる効果をかもしだしている。
飛行機は今コンピューターで制御されている。それが一瞬にして狂いだしてしまったら、どうなるのだろう。考えさせられる作品だ。

傑作ですね ★★★★★
これまで楡 周平さんの作品は読んだことが無かったのですが、
先日、インターネットの懸賞でサイン入りの本書が当選して、初めて
読んでみました。

いや~、これは傑作です。
コンピュータが生活の一部に入り込んでいる現代、そのコンピュータを
扱う人間の恐ろしさを見事に描写しています。一人の人間が犯罪に手を

染めるまでの過程を丁寧に描写していて、自然に感情移入できます。
しかも、ちょっとしたミスで、思わぬ事態がおきてしまい・・・
と、読み始めるとトイレに立つのももどかしくなるほど一気に読ませてくれます。

この作品を読んで、飛行機に乗るのが怖くなってしまいました。
間違いなく第一級のエンターテイメント作品です。

おもしろい ★★★★★
サイバーテロの仕掛けの素晴らしさと、動機の単純さのギャップに悩むが、ストーリーは
スピード感もあり(少し都合の良い偶然もあるが)とても楽しく読めた。
コンピューター社会の危険な面と、人間の弱さを見事に操り進行してゆくサーバーテロは
読み応えあり、楡作品の中で一番好きな一冊です。