記憶重視社会からの開放に気持ちが楽になった
★★★★☆
およそ「思考の整理術」というタイトルの本には整理に関することは記述されていません。本書もそのひとつ。
今回は「忘却メソッド」という言葉に惹かれて読んでみました。
「記憶は忘れるためにある」という言葉が印象的。我々は記憶重視社会で育ってきました。その弊害が「忘れる」ことへの恐怖だったり能力の判定に影響したりします。
「記録することで記憶から開放される。そして安心して忘れること。」
日々、記憶力に自信をもてなかった自分に、とっても心強い響きとなりました。
「人の脳はアイデアを生み出すためのもの。記憶のためのものではない」というところにも共感を覚えました。
様々な成功者の引用も交えて、興味ある内容でした。脳の使い方を改めて考えさせてくれました。