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すベてがFになる (講談社文庫)

価格: ¥770
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
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ひっかかるけど書けない… ★★★★☆
「○○は○○より○○な○○を教えてもらえなかったの」
「○○は○○になったら○○する様教えられていた」
…伏せ字ばっかりじゃないか(笑)

しかし作中、四季さんがこう語るシーンで、心の底から思いました。
「どうやって。」


どうやったらそんな事が出来るんだ。なんでそんな事が出来ると思ったんだ。
森さんの作品は好きだし、シリーズ全部読んだけど、これは未だに謎…。後者の方はともかく前者は…。
アニメーションとジュブナイルの空気を持つ本格理系ミステリー ★★★★★
森さんはとにかくタイトルが秀逸です。この作品にせよ有限と微小のパンにせよ
最初は意味がよくわからないのですが、斬新なタイトルにまず引き込まれます。

内容は孤島の謎の天才女性科学者が籠るハイテク研究所で起きた密室殺人に、
大学助教授と女子学生が挑むという物で、それほど珍しい印象は無いのですが、
私がこの小説に惹かれたのは、物語全体に漂うアニメーションとジュブナイルの空気でした。

理系ミステリーというだけあって、綿密な構成としかけ、工学的知識といった固めの構成にも関わらず、
エンターテイメントとして気軽に楽しむ事ができるのは、この空気感のおかげだと思います。
SFアニメやゲームの持つ感覚です。

最後の謎解きはもちろん理系知識に頼っていますが、それほど難解でもありません。
感情移入という面では若干弱さを感じますが、堅さと軽さが絶妙なバランスで共存し、
それが新しい感覚をもたらしたエポックな作品だと思います。
思ったよりも面白い! ★★★★☆
最近、アマゾンで面白そうな本を探しては読んでみる。
これも、その中の1冊。
今更ながら、初の森博嗣。

題名だけは知っていたが なんだか小難しいかな?と敬遠してました。
読み始めると、確かに理系でない自分には
高度すぎて全くついていけない部分もあったが、
以外に気にならなかった。

主人公の2人、大学助教授の「犀川」と女子大生の「西之園」は
まだこの段階では、さしたる魅力を感じることが出来ないけれど
好感はもてた。

特出すべきは「真賀田四季」
この登場人物のおかげで、自分にとっては摩訶不思議な世界が
映像のように見ることが出来た。

手足切断など、グロテスクな文章の割に淡々としてるのは
やはり孤島に建つ研究所という、シチュエーションと
登場人物達が、そこまで感情的にならず
自分達のやるべきことを、黙々とこなしていくからだろうか。
さすがに、理系の集まりと言った感じに思える。

全体的に、中弛み的な部分もあったが
最後まで飽きることなく、読めた。
そして、最後に「あぁっ」と唸らせてくれたのは間違いない。

これは、やはり天才・真賀田博士の強烈な印象が
最後まで焼きついていたせいとも言える。
登場回数が少ないにもかかわらず。
彼女の言葉は、どこかハッとさせられて、残ります。

次回作も、読んでみようと思いますが
シリーズ化されている中で、真賀田博士は、もう出ないのかな?

何とも、不思議なミステリーでした。
あえて言えば、他の方もおっしゃってるように
どこか「京極夏彦」を読んだ後のような印象に似てます。
傑作シリーズ、開始 ★★★★★
ミステリー好きはこの世に数多くいらっしゃっても、
作品に何を求めているかは、恐らく各々かなり違いがあると思います。
不条理な動機、奇抜なトリック、魅力的な登場人物、特殊な世界観、
はたまた作者の哲学を求めている方もいるかも知れませんね。
それらの形は読み手によって変わりますが、上に挙げた要素全てがこの作品にはある、
私はこの「すべてがFになる」を読み終わって、そう確信しました。
「なんなんだその動機は!」と納得できない方も多いようですし、
「プログラムとかよく分からない」と消化不良になる方も多いようです。
他に類を見るよくあるミステリーと違い、森氏の作品には、
パソコンを知らない人にインターネットのことを説明しても理解し辛いのと同様に、
読み手に多少の知識が必要になることは否めないでしょう。
しかし、上述の全ての要素が凝縮し、高い次元で昇華されており、
結末のインパクト性と相まってこのシリーズの第一作として相応しいと思います。
物語は、一人の超絶的天才が、恐るべき正確無比さで、
しかし非常に現実的に淡々と一つ一つ着実に犯罪をこなしていく様を、
それには及ばない天才が読者に後追いで説明していく作品・・・というとなんだそりゃ、ですね。
この作品の最大の魅力は、非現実性でしょうか。
ミステリーなのだからそんなのは当たり前でしょうが、
全てが彼女に騙される、この一言に尽きる・・・そんな一冊です。
とある登場キャラクターの才能と頭脳に、ただただ凡人は驚嘆する、
その過程を楽しむのがこの作品だと個人的に思います。
不可解さとか、ミステリアスさ、超人的な様を楽しめれば、
この作品は完全消化したも同然です。
そして、そこから貴方のS&Mシリーズは始まりを告げるはず。
大変魅力的な主人公2人、犀川創平と西之園萌絵が織り成す非現実を是非体験して下さい。
すごく異質な雰囲気が印象に残りました ★★★★☆
いわゆる理系ミステリー。
京極夏彦にすごく似ている。
京極夏彦をもう少しとっつきやすくした感じか。
似非理系の私にはこれくらいの方がちょうどいい。

事件の核心にはやや無理があるように感じたが、それがあまり気にならないほど鳥肌がたった。
ふつうのミステリーとはひと味違う。
ミステリーにホラーを混ぜた、というのともちょっと違う。
これはなんなのだろう。すごく異質な雰囲気が印象に残りました。
いかにもメフィスト賞をとりそうな作品。

森博嗣の作品を初めて読みましたが、気に入りました。
このシリーズは全部読んでみようと思います。
よかったです。 ★★★★★
大好きな作家の作品なので、探していました。 とても良かったです。