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彷徨える艦隊 旗艦ドーントレス (ハヤカワ文庫SF)

価格: ¥882
カテゴリ: 文庫
ブランド: 早川書房
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組織マネジメントに興味のあるビジネスパーソンにいいかも ★★★★☆
主人公ギアリー大佐は救命ポッドで100年宇宙を彷徨っていたところを救出された軍人なのですが、死亡した司令官に代わって急遽艦隊の指揮を執ることになりました。この「危機的状況下での指揮権委譲」というテーマは海洋冒険小説の王道テーマのひとつだそうですが、普段この種の書籍を読まないせいか新鮮に感じました。前任者が突然いなくなってしまい、急遽組織のマネジメント任せられた組織外の人間が、成功を積み重ねることによって信頼を勝ち取っていく過程は現代のビジネスに通じるものを感じました。

「危険を恐れて決断を避け、じっとしているわけには行かない」
「司令官はクルーと交わるべきだ」
「誰にも要求されず、期待をされないが、情けをかけることが、時に自分の魂を救ってくれる」
「兵士たちに必要なのは信じる相手----正しく導き、どうすれば勝てるかを示してくれる相手です」

といったくだりは、司令官をマネージャー、兵士を部下に置き換えるとそのままマネジメントの教訓となります。

部下を動かすことにより組織のパフォーマンスを発揮させることに興味があれば読んでみる価値があると思います。もちろんスペオペとしても大変優れており、また追いかけるシリーズ物が加わってしまいました。
スタートレック艦隊版ですか ★★★★☆
タイトルに興味を持って、図書館で借りたのですが、面白かった。久しぶりにSF読んだって感じだ。
 ギアリー司令官とリオーネ副大統領は、この先ロマンスありと読んだ。
 ほとんど衝動買いだが、2巻、3巻買ってしまった。シリーズはまだ続くのかな?
 翻訳者の文章が良い。読みやすい。
読み易くて面白いミリタリーSF ★★★★★
読み易くて面白いミリタリーSF作品だと思います。
オリジナルの宇宙理論を延々と講釈することもなく、救命カプセルから救出されたギアリー大佐が臨時で艦隊の指揮を任されたと思ったら、そのまま指揮官を務めざるを得なくなり周囲が納得しないまま、いきなり艦隊戦に突入という素早い展開でストーリーは始まります。
宇宙空間での戦いを表現するにあたっては時差をうまく利用していて、1光分離れていれば見ている映像は1分前で、命令を送るのに1分、受領の確認にまた一分という時差が出る状況で、敵の動きを予想しつつ大艦隊を如何に統一的に動かせるかという点にハラハラする面白さがあります。
本作品では状況説明に重きを置いているせいか、主人公以外の描写が中途半端なのが少し残念な所ですが、スタートレックのボエジャーと良く似たストーリー展開ですので、この先どこまで話をふくらませてくれるのかが楽しみです。
感動を呼ぶ宇宙艦隊司令長官の物語 ★★★★★
主人公は100年前に死んだと思われた伝説の英雄、ギアリー大佐。
脱出カプセルで冬眠し宇宙を漂流していたギアリー大佐は、敵艦隊の罠にはまり全滅寸前の艦隊に拾われ、100年ぶりに目を覚ます。目覚めて間もなく、艦隊司令部が全滅したため、大佐が艦隊司令官になる。
最初から10ページで話がここまで進み、ここから物語が始まります。
絶対絶命の艦隊を立て直しつつ、追撃してくる敵と戦うはめになった大佐の苦悩と栄光が、共感と感動です。

物語は、大佐の視点で息つく間もなく進みます。敵側は登場人物もなく、敵として登場するだけ。ギアリー大佐以外の視点に移ることはなく、時間の経過も過去に遡ったりせす一本道で進みます。このためとてもテンポ良く話が進みます。
帝国どうしの政治レベルの話は脇においていて、敵側からの描写もないので、戦う理由も謎のまま。このへんの謎解きが、2巻以降楽しくなってきそうな予感がありますが、日本語版の2巻はまだ出ていません。

原書は、3巻まで発行されています。
(1) Dauntless (The Lost Fleet, Book 1)  <= 本書
(2) Fearless (The Lost Fleet, Book 2) 
(3) Courageous (The Lost Fleet, Book 3)
これらの原書は日本のアマゾンでも買えますが、早く日本語版を出して欲しいものです。
ただし、英語版も3巻では完結しておらず、「つづく」となっているそうです。
SFにあまり興味がなくても読めます ★★★★☆
宇宙戦艦が出てくる話は「銀河英雄伝説」しか読んだことがない私にとっても、面白い作品だった。戦闘のシチュエーションも色々であるし、キャラも立っている。部下にも反主人公的な人物が出てくるので、戦闘シーン以外の軍政治的な部分も楽しめる。続編の翻訳を切に期待する。