暗い文章、ページ数の割に内容が薄い(進展しない)記述。初期の勢いと雰囲気はすでにありません。
残念です。
栗本さんは、コリンウィルソンのアウトサイダーという
哲学?の本に若い頃はまったことがあると評論で書いていた
けど、あの内容を凄く思い出させるなぁ。
小学生から読み続けて軽く十年以上、ずっと新刊が出るのを
待ち続けているけど、もう85巻・・・・(笑)
普通の小説というのは、「人格」が成長したり変化することは
少ないもので、天才軍塊は天才のまま、バカはバカのままだけど、
栗本さんの小説世界は、自分が小学生からビジネスマンになった
ように、小説世界のかなで『人格』が成長して変化していく。
その変化した登場人物たちが、何年もあとにお互いの立場や心が
変化して、合間見えるのは、なんかものすごい感慨をよぶなぁ。
今回は、個人的にはゼノン将軍のやんちゃぶりに、ちょっと
わらってしまった。似たようなセリフを、上司から言われたことが
あったので(笑)